清水節子サマーディナーショー、仲間たちと華やかに

独特の低音が魅力の清水節子が7月18日、神奈川・横浜ロイヤルパークホテルにて恒例のサマーディナーショーを開催。スペシャルゲストに元シャネルズの“くわまん”こと桑野信義を迎え、司会には弟分として可愛がっている高知東生、ゲストに歌手仲間の畠山すえこ、きれん、Johnny&JJ が舞台を盛り上げた。

2008年に『かもめの遺言/天使のジェラシー』でデビューして16年目。新曲の『令和哀歌(エレジー)』のほか、『天使のジェラシー』や、故・千葉真一とのデュエットとして発売し、現在は高知と共に唄っている『粋な関係』や、声の特徴が生きる男歌『釜山の月』『484のブルース』などを披露した。

薬物依存症から立ち直り、現在は依存症啓発や自助グループでの活動などを行っている高知東生は、依存症からの回復をテーマにした映画『アディクトを待ちながら』の主演としても話題。弟分として彼の再起を7年以上見守ってきた清水の姉御肌が光るディナーショーで、高知は清水のことを「師匠」と呼び、清水は「最初は(歌が)下手でね、少しは聴けるようになったかな(笑)」と温かい言葉をかけていた。清水の衣装替えの間を任された高知は、大阪でいつも飲みに連れて行ってくれたというやしきたかじんの『ICHIZU』などを熱唱。

また、スペシャルゲストの桑野信義は、始まった途端に「最後の曲です!」などと笑わせながら、『恋人』やトランペット、シャネルズメドレーなどを華やかに披露した。長くこのディナーショーのゲストとしても常連だった桑野だが、直腸がんと闘って奇跡的にこのステージに復帰。「奇跡的に戻って来られました。ずっとベッドの上で、頭の中ではこの歌が流れていました」と『上を向いて歩こう』を唄って客席の心を揺さぶった。

▲シャネルズは来年45周年、『め組のひと』も歌唱

バッグ、毛皮、ダイヤなどの宝飾品も景品となる抽選会では、くじ引きとじゃんけん大会で大盛り上がり! ラストは全員ステージに集合して『あー夏休み』『愛をありがとう』、アンコールでは『まつり』でノリノリに、盛大に幕を下ろした。

(歌の手帖Y @utanotecho_y)

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