1956年「飢える魂」で映画デビューし、「渡り鳥シリーズ」など多くのヒット作を世に送り出した銀幕のスターであり、歌手としても『ダイナマイトが百五十屯』『昔の名前で出ています』『熱き心に』など数々のヒット曲で知られる〝マイトガイ〟こと小林旭が10月8日、東京・調布市グリーンホール大ホールにて芸能生活70周年記念コンサートを開催。

東京・世田谷区出身の小林は調布市にある日活撮影所で数々の名作を撮影し、日活の黄金期を支えた看板スターとして活躍。その調布市は彼にとって第二の故郷のような存在。同公演の収益は、調布市内の子どもたちへの支援を目的としたチャリティー事業として活用するとして、そのチャリティー贈呈式を開演前のステージ上で実施。

コンサートの発起人で巴山興業・巴山健一社長をはじめ、社会福祉法人調布市社会福祉事業団の伊藤栄敏理事長、調布学園・第二調布学園の杉浦凖一園長、二葉学園の長尾幸二園長らが登壇。目録寄贈として、「大型遊具」の目録が、調布市社会福祉事業団の伊藤理事長に、調布学園、第二調布学園、二葉学園の3施設をまとめた「テーマパーク一日体験」の目録が、杉浦園長と長尾園長に贈られた。
11月3日に88歳の米寿を迎えることを前にして「何にも感じていません。現在に至るまで、誕生日を意識して年齢を重ねてきたということは全くなかったです。ただ11月3日(戦前は明治節、戦後は文化の日)は、日本中が国旗を掲げてお祝いする日なので、僕もお祝いしていただいているようでとても有り難い日です(笑)」
いまだに第一線で歌い続け、多くのファンを魅了しているが、「小林旭の時代を楽しんでくださる方がいる限りは、できるだけ努力をしていかなければいけないなと思っています。それにオレは歌が好きなので、歌える間はどんどん唄っていきたい」と語る。

コンサート本編では、往年のファンらで満席の中、「こうして皆さま方にお会いできる時間が頂戴できてハッピーだなと思います。人生、長いような短いような、とにかくあっという間に日活というところと契約して銀幕なるところに登場させていただけるようになってから、70年という歳月が過ぎました。早いもので、すべて昨日のことみたいに思い出すことが多々あります」とあいさつし、当時の思い出を振り返りながら『昔の名前で出ています』『熱き心に』などのほか、生誕88歳記念の新曲『おとこの慕情』『今さらながらのマイトガイ』も初披露。
また、かつて多くの日活映画で共演した人気女優・浅丘ルリ子もプライベートで客席からステージを楽しんでいた。
「(新曲について)いい歌ができました。叶弦大さんをはじめ、皆さんのお陰でいい歌ができたと思います。歌魂はいつでも燃えていますよ。毎日でもこういう会場で皆さんに会えるのなら毎日でも唄いたいくらい歌が好きなんです。(常にマイトガイですね?の質問に)今さらながらのマイトガイです」(小林旭)

■70周年記念両A面シングル

『おとこの慕情』
作詞/原文彦 作曲/叶弦大 編曲/庄司龍
『今さらながらのマイトガイ』
作詞/水木れいじ 作曲/叶弦大 編曲/溝淵新一郎
11月4日発売
日本クラウン CRCN-8879
¥ 1,700(税込み)
■小林旭プロフィール

1938年11月3日生まれ
東京都世田谷区出身
1956年、第3期日活ニューフェイスに合格
同年10月、映画『飢える魂』でデビュー
石原裕次郎とともに、日活を代表する大スターとなる
数多くの映画に主演し、映画黄金時代を牽引した
『ダイナマイトが百五十屯』『ギターを持った渡り鳥』『自動車ショー歌』『昔の名前で出ています』『熱き心に』『さすらい』など、歌でも数々にヒットを飛ばした
