大月みやこが傘寿(80歳)の誕生日当日の4月23日、大阪新歌舞伎座にてコンサート「80th Birthday Concert 大月みやこ~このひと時 今もあなたと~感謝をこめて…」を開催。特別な記念日を祝うファン約1500名が会場に詰めかけた。

唱歌『ふるさと』、『大阪で生まれた女』のひと節をピアノ伴奏のみで歌唱し、第一景の幕を開けた。新歌舞伎座のある上本町は、大月の実家・八尾駅からは近鉄線で10分ほど、歌謡教室に通った学生時代の馴染み深い街で、2005年8月に芸能生活四十周年記念公演で座長公演を務めた所縁ある劇場でもある(※上本町に移転前、難波・新歌舞伎座)。
歌手を志して大阪駅ゼロ番ホームで家族や友人に見送られたという10代の頃の思い出を懐かしく語り「あれから長い年月が過ぎ、今日もこうして皆さんにあたたかく迎えていただき、とっても幸せです」とデビューから63年の歳月を振り返りつつ、年々故郷を懐かしく感じますと感無量の様子。
続けて大阪をテーマにした代表曲『大阪ごころ』『大阪ふたりづれ』を噛みしめるように唄い、「少しだけ恩返しができたような気がした曲」として、第34回日本レコード大賞・大賞受賞曲『白い海峡』を披露。
第一景の締めは、コンサートの定番曲『リサイタル』。自身初のヒット曲『女の港』が生まれるまで約20年、陽の当たらない活動が長く続いた大月ならではの想い、どんな場所でも今この瞬間を精一杯に、“誰かがどこかできっと聴いていてくれる…”そう信じて歩んできた自身のメッセージソングでもある曲を、たおやかに歌唱し第一景が終了。
第二景は一転、白地にシマで黄色と紫の粋な着物で登場。
川の多さから八百八橋とも云われる大阪、その橋にまつわる言い伝えを台詞と歌で構成したアルバム『橋ものがたり…十抄』から、『雪おんな』『くらやみ橋から』を披露。
第三景は、オリジナルヒットコーナー。ヒット曲『女の港』をギターの弾き語りに合わせて歌唱し、『豊予海峡』へ。
衣裳早替え後、劇場公演で演じた「夢千代日記」から台詞入りの主題歌『夢日記』を手話を入れながら唄い、『今も…セレナーデ』『恋人のように』『恋の終止符(ピリオド)』のメドレーへ。
ここで新歌舞伎座からサプライズ企画、バースデイケーキのプレゼント。会場も一体になっての♪ハッピーバースデーの合唱に「もうおめでたい年齢でもないですが…嬉しい、ありがとうございます」と少し照れながらも感謝の想いを伝えた。

そして、“あなたが居たから今まで生きられた” 長年寄り添った人への感謝をテーマにした新曲『夢花火』について語り「歌を聴いてくれる皆さまがいたから、今の私があります。感謝の想いを込めて…」と優しく語りかけるように唄い上げた。
アンコールでは鮮やかなピンクのドレスで登場し、『夢花火』を再度歌唱。「皆さまに恩返しも出来ないままで、申し訳ない思いで一杯です。これからは少し肩の力を抜いて、自分自身も楽しめるような、そんな姿を見ていただけたら…」としみじみと語り「ありがとうの想いを、感謝の花束として受け取ってください」と大月の等身大のバラード『未来(あした)への歌』を届けた。
全18曲、80歳とは思えない圧巻の歌唱力と表現力で魅了し傘寿記念特別公演の幕を閉じた。
秋には東京・日本橋劇場でのスペシャルコンサートも予定している。
■曲目一覧
〈第一景〉~ふるさと大阪に想いを馳せて~
ふるさと(唱歌)
大阪で生まれた女
愛の始発
大阪ごころ
大阪ふたりづれ
白い海峡
リサイタル
〈第二景〉~歌と台詞で綴るふるさと・大阪「橋ものがたり」~
橋ものがたり
雪おんな
くらやみ橋から
〈第三景〉~オリジナルヒットナンバー~
女の港
豊予海峡
夢日記
今も…セレナーデ~恋人のように~恋のピリオド(メドレー)
夢花火
女の駅
〈アンコール〉
夢花火
未来への歌

作詞/田久保真見 作曲/弦 哲也 編曲/南郷達也
3月11日発売
キングレコード KICM-31188
1,700円(税込み)
C/W『夜明けの色』
作詞/田久保真見 作曲/弦 哲也 編曲/南郷達也
■プロフィール

本名/脇田節子
大阪府出身
1964年(昭和39年)6月20日 『母恋三味線』でデビュー
レコード会社の大先輩であり、歌謡界・演歌界・民謡界の巨匠でもある春日八郎、三橋美智也の前唄として全国津々浦々で歌い研鑽を積み、『女の港』『女の駅』『白い海峡』など多くのヒット曲を持つ
今年歌手生活63年目をむかえた
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