氷川きよしさんと美空ひばりさん

5月20日に

日本音楽著作権協会(JASRAC)の

「2026年JASRAC賞」の贈呈式が行われ、

銀賞を受賞した

『川の流れのように』(美空ひばり)を、

特別ゲストの氷川きよしさんが

熱唱してくれました。

 

その時の模様を8月号で

カラーで大きく掲載させていただきました。

これは前年度にJASRACから

著作物使用料の分配額が多かった作品を表彰する賞。

今回、銀賞(2位)だった『川の流れのように』は

発売から36年が経過しての初受賞。

 

それだけ同曲が、

ずっと愛され続け、

ずっと唄われ続けている、

ということなんでしょうね。

 

氷川きよしさんにとって

美空ひばりさんは

同じレコード会社所属の偉大な大先輩。

それゆえに、

氷川さんのひばりさんへのリスペクトは

相当、大きくあるんです。

 

確か、デビューしてしばらくは、

氷川さんはひばりさん作品を

「今の自分が唄うなんて、おこがましくて…」と遠慮して

唄ってなかったんですよね。

それくらい、ひばりさんの歌を

氷川さんは大切に想っていたんです。

 

あれは、いつだったかなぁ、

初めて氷川さんがひばり作品をカバーして、

アルバムに収録した時は、

ついに!と思いましたし、

それをステージで唄った時は、

聴いている自分も感動しましたから。

氷川さんの中で、やっと美空ひばり作品を

唄う決意、決断ができる、

そういう時がきたんだ…と。

それくらい、氷川さんの中で、

美空ひばりさんという存在は大きかったんだと思います。

 

さて、同じ8月号の

巻末楽譜特集は、

美空ひばり芸能生活80周年記念で

6月24日に発売された4枚組アルバム

『美空ひばり うたの宝石箱』

を取り上げております。

同アルバムは

ひばりさんの代表曲となる

オリジナル作品40曲と、

外国語曲を含む名曲カバー40曲、

80周年だから全80曲収録。

そしてなんとプラス1曲、

18歳の若きひばりさんが唄う

未発表オリジナル曲『二人きりで』

を収録しています。

 

8月号の巻末楽譜特集では、

『東京キッド』『リンゴ追分』

『港町十三番地』『柔』

『真赤な太陽』『愛燦燦』

『川の流れのように』と、

話題の未発表曲『二人きりで』

の8曲の楽譜を掲載。

 

また18歳の頃のひばりさんのお写真や、

同アルバムを制作したディレクターの

お話なども掲載。

 

昔のひばり作品の楽譜を見ると、

言葉も音数も少ないのに、

歌詞の行間や、音の狭間から、

雄大で雄弁な想いがたくさん溢れるんですよね。

書いていない言葉、

使っていない音が、

ひばりさんの歌唱から飛び立ってくる。

やっぱり昭和の名曲の凄さって、

そういうことなんですよ。

 

そういえば『真赤な太陽』で

ひばりさんが

5~6小節くらいノンブレスで唄うところとか、

もう驚異的。

 

あと個人的には、

以前、北野武さんのテレビ番組で

このアルバムにも収録されている

ひばりさんが唄う『スターダスト』が使われていて、

それを俺はひばりさんが唄っている

とは知らずに聴いていて、

てっきりアメリカの女性シンガーが

唄っていると思っていたんですよ。

後でひばりさんが唄っていると知って、

驚きました。

この時の氷川さんによる

『川の流れのように』の熱唱を聴いて、

ひばりさんの魂を、

精神的な奥深いところで

継承されているなぁ、と改めて感じました。

 

ひばりさんも、きよしさんも、

生きることの素晴らしさを

唄ってくれていると感じます。

 

そうそう、僕は『人生一路』を

氷川さんのカバーで初めて知ったんです。

あのカバーは絶品ですよ。

 

ちょっと長くなりましたが、

ぜひ8月号をお楽しみください。

村田

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