北川裕二が11月17日、東京・浅草ビューホテルにてデビュー40周年記念のディナーショーを行った。日本国内にとどまらず、ロサンゼルスを含む各地から200名を越えるファンが駆けつけ、デビュー曲『雨の停車場』から新曲『なみだぐせ』まで全22曲を熱唱。
デビュー40周年を記念したディナーショーは、北海道を皮切りに、千葉、大阪、自身の出身地でもある福島と、全国4地区で開催し、この日が最終日。
新曲『なみだぐせ』が流れ紫色のスーツを身に纏った北川がステージに登場すると、会場からは大きな歓声が上がった。北川は「あっという間の40年。沢山の皆様に支えていただいて唄ってくることができた。今日は少しでもその恩返しになるよう頑張ります」と感謝を伝え、デビュー曲や『潮来雨情』を披露。「この節目も一つの通過点と思い、これからも精進してまいります」と語った。
恩師である弦哲也も駆けつけ、「鈍行列車のように少しずつ、でも着実に進んできた裕二が私は大好きです。これぞ北川裕二と言えるような代表曲を作れるよう、これからも一緒に頑張っていこう」とメッセージが贈られ、北川と固く握手を交わした。そして特別なコラボレーションとして、北川自らがリクエストした石原裕次郎の『北の旅人』と『湯涌恋灯り』を2人で披露。「40周年という節目の年に先生とこの曲を歌えて良かった」と感激をあらわにした。
その後、弦哲也が『犬吠埼~おれの故郷~』『二輪草』『天城越え』を弾き語りで披露。
後半、白いスーツに着替えた北川が『女のみれん』で会場後方から登場。『ついておいでよ』『海を渡った人生』を唄い、本編最後には自身が鼓舞されるという『夢ひとすじ』を熱唱。ステージを後にしようとすると盛大なアンコールが沸いたため、ステージセンターに戻り、最新曲『なみだぐせ』を再び歌唱。記念すべき40周年のディナーショーは大盛況のうちに幕を閉じた。
長年、脊柱管狭窄症を患い今年2回の手術を乗り越えながら、当日を迎えた北川。「2回連続で手術しましたが、痛みがなくなり、すごく調子がよくなりました。これからは様々な事にチャレンジしていきたい」と、意気込んでいた。
■曲目一覧
M1. なみだぐせ
M2. 雨の停車場
M3. 潮来雨情
M4. 泣いて大阪
M5. 大阪なさけ川
M6. 演歌川
M7. 流転
M8. 泣いて長崎
M9. 港哀歌
M10. 北の旅人(弦哲也とともに)
M11. 湯涌恋灯り( 〃 )
〈弦哲也〉
M12. 犬吠埼~おれの故郷~
M13. 二輪草
M14. 天城越え
M15. 女のみれん
M16. ついておいでよ
M17. 海を渡った人生
M18. 溺愛
M19. なみだ百年
M20. なみだの純情
M21. 夢ひとすじ
M22. なみだぐせ
■『なみだぐせ』MV
北川裕二オフィシャルホームページ
キングレコード北川裕二アーティストページ
■40周年記念曲『なみだぐせ』