川野夏美ちゃんと『裏窓の猫』

ただ今、発売中の

歌の手帖1月号。

その綴じ込みピンナップには、

新曲『裏窓の猫』が好評の

川野夏美さんに登場いただきました。

本誌で使用しなかった

未使用写真です。

今回は自分で夏美さんを撮影しました。

ところで本誌でも

書きましたが、

彼女の歌はタイトルから

個性があって、

それが歌謡曲として

とても正しいと感じます。

タイトルだけじゃなく、

歌詞の焦点の絞り方が

独特なものが多いんですよね。

新曲『裏窓の猫』はもちろん、

『空席』『満ち潮』

『想い千すじ』『孔雀の純情』とか。

特にうちらのように、

毎月いっぱい新曲を聴く仕事の場合、

ありがちなタイトルだと、

どうしても興味が薄れてしまいますし、

結果的に印象に残らない場合が多いです。

歌謡曲にとって、

タイトルってすごい重要だと感じます。

印象的なタイトルをつけられたら、

その歌は半分以上成功している…

そのくらいに思うんです。

川野夏美さんの新曲は、

まずタイトルだけで惹かれて、

興味津々に耳を傾けると、

一筋縄じゃいかない内容に

更に惹きつけられるんです。

きっと夏美ちゃん自身も、

そしてスタッフさんも

他とは違う、

川野夏美らしい歌を…という想いで

制作されるんでしょうね。

歌謡曲にとって、

他とは違うもの、

印象的なもの、

その歌手だけの世界観…という視点は、

すごく大事なことだと感じます。

そんな川野夏美さんの

「コンサート2023~川野夏美25年の歩み~」

が10月28日、

東京・ティアラこうとうにて開催されました。

『裏窓の猫』のインタビューの時に、

「そのコンサートで、

デビュー当時の衣裳に早替えする…という

コーナーを設けたんです。

それで(前以て)

デビュー当時の衣裳を着てみたんですが、

もう…パツパツでした(笑)。

まぁ、笑ってもらえたら良いかな、と…。

えっ、『じょっぱり』の時の衣裳ですか?

あれはもう着用不可能でした(笑)」

と夏美ちゃんが言っていたので、

コンサートを楽しみにしていたんです。

でも、実は当日、

僕はインフルエンザに感染してしまい、

行くことができなかったんです。

とても残念でした。

(上の写真は日本クラウンさん撮影のもの)

ただ日本クラウンの方から、

後日、映像を見せていただき、

特に笠置シヅ子さんメドレーでの

『ラッパと娘』は彼女に似合っていて、

とても良かったです。

間奏でのカズー演奏も楽しかった。

あっ、デビュー当時の衣裳も

なんだか懐かしく拝見しました。

というか、

今もデビュー当時の衣裳を綺麗に持っている

っていう物持ちの良さも感心しますし、

10代の頃の衣裳が今も入る、って、

けっこう、すごいことだと思います。

自分の10代の頃の服なんて、

絶対に入らんですから(笑)。

10代の頃って、

本当に余計な肉がないもんですよね。

さすが夏美ちゃん、

努力されてますね。

『裏窓の猫』の楽譜は12月号掲載、

そして

カップリング『灯ともし頃のセレナーデ』

の楽譜を

読者の方のリクエストに応えて、

1月号に掲載しました。

『裏窓の猫』の

ジャケット写真と

ほぼ同じ角度で撮ってみました。

夏美ちゃん、絵になるよねぇ。

村田

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