先週も書きましたが、
3月21日発売の歌の手帖5月号の
表紙と巻頭グラビアは山内惠介さん。

ありがたいことに、
この表紙の評判がとても良くて、
担当としては素直に嬉しいです。
実は当初、巻頭で使用している、
昨年の日本レコード大賞最優秀歌唱賞の
時に着ていた衣裳で撮影していたんですよ。
そのレコ大衣裳もとても素敵なんですけど、
撮影中に惠ちゃんが
「新曲の衣裳も今日ありますけど、それも着ましょうか?」
と言ってくれたので、
その言葉に甘えさせていただいたんです。
そしたら、新曲の衣裳、すごいかっこいい!
ここはデニム生地なんだ!と色々感動して、
個人的にすごく気に入って、
最終的にこちらの衣裳を表紙にさせていただきました。

本誌未使用カットより。
新曲『この世は祭り』に合わせて、
旗を持ってもらいました。
その新曲『この世は祭り』が
すごくかっこいい。
個人的に大好きな歌です。
っていうか、すごい名曲だと思うんですよ。
やっぱりね、
『こころ万華鏡』『紅の蝶』を手掛けた、
松井五郎先生と村松崇継先生コンビは素晴らしいです。
松井五郎先生の歌詞は示唆に富んで、
暗示的な光を帯びたメッセージが
そこかしこに散りばめられています。
もう、掛け軸にしたいくらいの
冴えた表現が、いっぱいです。
そして何と言っても
村松崇継先生の曲と編曲。
まず曲で言うと、
演歌やロックやポップスって、
例えばコード理論ありきの
メロディの作り方が主流だと思うんです。
でも音大出身でクラシック畑の村松先生は、
そこが全然違うんですよ。
コード進行という枠組みで作っていない、
という感じがしますし、
楽典をベースにした、
まさにピアノ弾きの大胆にして繊細なメロディー進行、
だと感じるんです。
山内惠介くんの望む、
新たな時代の演歌、その鍵が
この歌にあるようにも感じます。
『こころ万華鏡』と『紅の蝶』は
ポピュラリティに革新性とアバンギャルドな要素を
多めに入れた名作でしたが、
『この世は祭り』は口ずさめるような
ポピュラリティを多めにしながら、
そこでその音を使うんだ!という
スリリングな音の運びも色々と仕掛けられていて、
飽きさせない作りですよねぇ。
ピアノで曲を作る方と言うと、
松任谷由実さんを思い出しますが、
きっとポピュラリティの傾向としては近いんでしょうね。
うまく説明できるほど音楽理論を知らないですけど(笑)。
あと村松先生の編曲。
『この世は祭り』も、
最初の8ビートのストンプから、
16ビートのパーカッションが被さってくる感じが、
もう最高。
そして、交響曲っぽいコーラスや、
プログレみたいなストリングスの使い方とか、
ブレイクの入り方とか、
自分にとってのツボがいっぱいです。
村松先生は
山内惠介くんの素晴らしい魅力を
一曲にすべて出したくて、
敢えて下から上までの音をきっちり使って、
曲を書かれているそうです。
これ演歌なの?
流行りのボカロやEDMを意識してるの?
とか思う方もおられるかもしれませんが、
そんな軽いレベルではありません。
敢えて言うと、
ここにあるのは古典的なクラシックをベースにした、
日本の祭り歌的ポピュラーミュージックです。
ぜひじっくり聴いてほしいです。
なお『この世は祭り』の楽譜は4月号に掲載されております。

『この世は祭り』4時盤
カップリングの『午前4時』は、
NHKラジオの「ラジオ深夜便のうた」(2月~3月)。
この楽譜は5月号に掲載しております。

「この世は祭り」夢盤
カップリング『夢の果て』も
松井五郎&村松崇継コンビ。
これもかっこよくて、サビはとてもキャッチー。
これもいずれ楽譜に掲載します。

『この世は祭り』陽炎盤
こちらのカップリングは『陽炎』。
一番分かりやすいポップさを持った作品です。

『この世は祭り』唄盤
こちらに『この世は祭り』の
素晴らしすぎるミュージックビデオが収録されてます。
詳しくは本誌を読んでほしいですが、
これはCGなどではなく、
本当に湖に足場を組んで撮影した力作。
やっぱりコンピューター処理した偽物の映像じゃなくて、
ちゃんとした本物で撮影した映像ですから、
その人間的なアナログパワーに感動しますよね。
なお2月23日に行われた新曲ヒット祈願の模様も、
カラー2ページで掲載。
惠ちゃんの一輪車の勇姿をぜひご覧ください。
村田