気取らないトークと気さくな人柄、そしてハスキー・ボイスと迫力ある華やかなステージで人気のハン・ジナが、恒例のバースデイディナーショーを8月4日、東京・マリーグラン赤坂にて開催。昼夜満員御礼の会場で、この日も笑顔の花を咲かせた。
階段からステージへ降りると、『真夏の夜の夢』(松任谷由実)、『舟唄』(八代亜紀)、『ノラ』(木下結子)とヒット曲のカバーでパワフルにスタート。♪Happy Birthday to you~のメロディーが流れると大きなケーキが登場し、会場から祝福されながらろうそくの焔を吹き消した。
▲デビューから見守り続けている作詞家・髙畠じゅん子氏もお祝いに駆け付けた
髙畠じゅん子氏の夫であり、数多くのムード歌謡を生み出した作曲家・中川博之氏の作品から『甘ったれ』『ひとり占め』『足手まとい』などを唄いながら客席を回り、更に歌謡ポップス『飛んでイスタンブール』『魅せられて』『お嫁サンバ』では会場の皆が手を振って大盛り上がり!
休憩をはさみ、第2部では赤いドレスで登場。カラオケで人気の高いオリジナル曲『ガラスの部屋』『どうせ捨て猫』、メドレーで『窓』『扉』などを披露した。
この日は「ハン・ジナ5丁目バンド」が伴奏。それぞれテレビ番組などで伴奏を務める精鋭のミュージシャンたちで、「伴奏が素晴らしいと歌も生きるわね!」と水を得た魚のように、後半も生き生きと『愛された日々は過ぎても』『天窓~愛という孤独~』などのヒット曲を聴かせた。
客席からの熱いアンコールに応えて、「長崎でね、“もってこーい、もってこーい”って言うから、何を持って来るのかなと思っていたら、アンコールのことだったのね。日々勉強しながらです…」と語るエピソードにも笑顔が広がった。
「皆さまとの安否確認会(笑)」とディナーショーを大切にするハン・ジナに、「ハンちゃ~ん!」と会場からも熱烈なコールがかかる。「掛け声は私たちにとって元気力になります!」と力強くラストは『また逢う日まで』で締めくくった。
▲「パリオリンピックを開催中だから」とトリコロールで彩った階段で最後まで手を振る