歌の手帖12月号が
10月21日に発売されました。
そして
12月号では
氷川きよしさんの
ニューアルバム
『生々流転』の特集を、
カラー4ページで掲載しております。
そのカラー4ページには、
氷川さんの麗しき写真と、
同アルバムのご本人
オフィシャルコメント
を掲載。
で、
このニューアルバム
『生々流転』、
素直に
すごくいいっすよ。
6月に発売したアルバム
『Papillon‐ボヘミアン・ラプソディ‐』
は、
完全にポップス&ロック方向に
針が振り切った内容で、
演歌歌手・氷川きよしとは
まったく違うアプローチで
ワクワクさせてくれました。
新しいkiiちゃんの
名刺を提示してくれたような
作品集でした。
もうね、
氷川くんのポップスやロックは、
演歌歌手としてのそれでは
全然ないんですよ。
例えば、
ジキルとハイドくらい
別の歌い手が彼の中に存在してる?、
と思うほどの変身具合。
で、
今回のアルバム
『生々流転』は、
前アルバムで振り切った針を
ちょっと戻して、
これまでの演歌あり、
ムード歌謡あり、
そしてロックあり、
ポップスありと、
シンガー・氷川きよしと
真正面から向かい合った作品集。
彼自身が言うように、
まさに、
氷川きよしという音楽ジャンルの
スタート、を告げたアルバム
と言えるでしょう。
腕の立つ料理人が、
和食と洋食をマリアージュ
させたような感じと言いますか。
極論すると、
美味しければ、
和食でも洋食でも
どちらでも良いんです。
大切なのは形式ではなく、
美味しいか、美味しくないか。
ちなみに「生々流転」は簡単に言えば、
すべてのものは変化していく…
という意味ですが、
きっと氷川くんもこのアルバムで、
歌手としての自分自身も常に変わりゆく…、
でも、時代がいくら変わっても、
自分の核となる“心”は何も変わらない…
ということを伝えたかったんじゃないでしょうか。
時代は常に変わってゆくもの。
そして
氷川きよしという歌手も
変わりました。
でも、
どんな歌を唄おうが、
彼の変わらぬ真心が、
優しさに満ちた唄心が、
いつもそこにあるんです。
それがある限り、
どんな形式でも、
彼の歌は美味しいんです。
個人的には
1曲目の演歌
『生々流転』と、
ラストチューンの
ロック『白い衝動』が好きです。
この両極端な2曲こそ、
彼の素晴らしきジキル(演歌)と
ハイド(ロック)を象徴しています。
こちらがAタイプの
初回完全限定スぺシャル盤
(DVD付)で、
こちらが
Bタイプの通常盤。
なお
歌の手帖12月号には
このアルバムから
『生々流転』と
『北の一番船』、
という演歌2曲の
楽譜を掲載しております。
また、
東京・明治座で8月31日より
行われていた
「氷川きよし特別公演」の
千穐楽(9月27日)の
模様も掲載しております。
同公演、無事完遂して、
本当に良かったです。
あっ、
先日このブログで
たくみが書いていた、
氷川きよしさんの取材は、
歌の手帖1月号の
表紙巻頭です。念の為。
そちら(1月号)には
更に突っ込んだ
ニューアルバムなどの
インタビューと、
素敵な撮りおろし写真を
たくさん掲載予定。
お楽しみに。
村田
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