4月2日にビクターとエイベックスの大手レコード会社2社から同時にソロメジャーデビューして話題沸騰中の歌心りえが6月25日、東京・せたがやイーグレットホールで「バースデイ&活動30周年記念コンサート Sing A Soul」と銘打った、初の全国ツアーの東京公演を行った。
ビクターエンタテインメントからは『SONGS』と題したアルバムを発売。YouTubeで爆発的な人気を博した『雪の華』『道化師のソネット』をはじめ、『恋人よ』『木蓮の涙』、オリジナル曲『ふたりのバースデー』など全12曲を収録。
歌心りえ『SONGS』
ビクター VICL-66056
一方、エイベックス・ミュージック・クリエィティヴからは『HEARTS』と題したアルバムを発売。『言葉にできない』『瑠璃色の地球』など全12曲を収録。
歌心りえ『HEARTS』
エイベックス AVCD-63705
今回は、その2社のレコード会社からリリースされたアルバムを引っ提げての初の全国ツアーで、6月14日の出身地・栃木からスタート(現在、9月21日の兵庫まで全国8ヶ所でのスケジュールが決定)。
■歌心りえコメント(開演前)
「30周年を世田谷のこんな大きな会場で迎えられるとは思ってもいなかったので、すごくうれしいです。全国ツアーの初日が栃木、その翌日が愛媛での公演で、連日、体力的に大丈夫かと心配していたのですが、思ったよりうまく消化できて、どちらの公演もすごく楽しく唄えました。今日の会場は、私が世田谷区民でもあることから、ぜひこちらでやらせていただけたらと思っていたのでうれしいです。今日はスペシャルな内容になっていまして、2枚のアルバムの楽曲を皆さんに生で聴いていただけるのが楽しみですし、皆さんの表情を楽しみにしながら一段と気合いを入れてステージに立たせていただきます」
この日は3ヶ所目の東京公演で、52歳の誕生日(6月30日生まれ)を冠としたスペシャルな内容で構成。本番のベルが鳴ると、ステージ上には30年前からの写真から現在の映像で、30周年の歩みを映した。
そして、歌心が登場すると、愛らしい声で「お誕生日おめでとう」と愛娘からサプライズのメッセージと歌声。驚く歌心に、さらにバンドメンバーの先導で客席全員が♫ハッピーバースデー~と歌のプレゼント。「みんな知ってたの?」と大感激した歌心。「もう、今日はこれで終わっていいかも(笑)」と涙を光らせながら輝く笑顔でスタート。
約900席の会場は、熱烈なファンで満席(チケットは完売)。前半は、過去に結成し活動していたLetit go時代の『200倍の夢』、ゲストに「September」のメンバーを迎えて『明日咲く花』など、当時の曲の再現や初期の曲のカバーも含めて選曲。
後半には、今回発売のアルバム『SONGS』から『メロディー』(玉置浩二)、『雪の華』(中島美嘉)、『道化師のソネット』(さだまさし)、アルバム『HEARTS』から『Friend』(安全地帯)、『瑠璃色の地球』(松田聖子)など全14曲を熱唱した。
■歌心りえプロフィール
1973年6月30日生まれ。栃木県西那須野町出身。
1995年に3人組ユニット「Letit go(レティットゴー)」のボーカルでデビューし、セカンドシングル『200倍の夢』がポカリスエットのCMソングに起用されてスマッシュヒットを記録。が、翌96年に活動を休止。その後、実姉との2人組のポップユニット「Ciao (チャオ)」としてデビュー。
2004年に3人ユニット「September」を結成し、『冬のソナタ』の日本初の公式カバー曲を発表したが、ヒットには至らなかった。
それから19年後の2023年、日韓共同プロジェクトのオーディション番組「トロット・ガールズ・ジャパン」に応募し、その表現力と透明感のあるボーカルが高く評価され、ファイナリスト入り。
翌2024年に韓国MBN「韓日歌王戦」に出場し、大ブレイク。公式YouTubeで『雪の華』(中島美嘉)のカバーが1000万回再生、『道化師のソネット』(さだまさし)が900万回再生を超え、総再生回数が累計4000万回を超えた。
今年2025年にフジテレビ系「歌ウマ女王日韓決戦 -JAPAN ROUNDー」に出演し、ソロ部門で最高得点を獲得。51歳でのソロメジャーデビューを果たした。
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歌心りえ 公式サイト