今年、デビュー30周年を迎えた
水森かおりさん。
今年も紅白出場が決定されました!
そんな水森さんのデビュー日の9月25日、
恒例となる「メモリアルコンサート~歌謡紀行~」
を30周年バージョンで開催。
その模様を12月号にカラー2Pで掲載しております。

30周年を手で表わしてもらいました。
本誌でも書きましたが、今回のコンサートで、
デビュー曲『おしろい花』から前作『三陸挽歌』まで、
32曲連続、ノンストップで
1コーラスずつ唄ってくれました。
1コーラスとは言えど、
全32曲ですから、約1時間の連続歌唱。
最初は、へぇ~、面白いことやるなぁ~、
と撮影しながら観ていたんですが、
一曲一曲、抑えることなしの全力歌唱。
20曲を超えたあたりから、
おおっ、これはすごい挑戦だわ!と
感動が高まっていきました。
なにしろ20曲過ぎても、
声が枯れることなく、
むしろどんどん声が伸びやかに上昇するように、
歌唱が水を得た魚のように、
キラキラときらめき続けてました。

今年、女性演歌歌手の新曲では、
水森かおりさんの
『大阪恋しずく』が一番売れましたしね。
ご当地ソングの女王は、
やっぱり女王だなぁ、と
改めて水森かおりさんの凄さを痛感しました。

ところでこの日、
司会の西寄ひがしさんが作曲した
『夢洲(ゆめしま)ブルース』を
水森さんが唄ってくれたんですが、
この歌、すごい好きなんですよ。
元々はこの歌、
2025年開幕の大阪関西万博をテーマに、
MBSラジオの企画から生まれた作品。
原案と作詞は同局の福島暢啓アナウンサー。
作曲は福島アナウンサーと仲が良い西寄ひがしさん。
そしてオリジナルの歌唱は同局の関岡香アナウンサー。
西寄さんがこの曲のメロディーを思いつき、
仲の良い歌手・三丘翔太さんに
そのメロディーの鼻歌を送って、
それを採譜してもらったそう。
しかも三丘さんが伴奏をパソコンでアレンジ。
その仮歌を、
つまり「こう唄ってほしい」という
ガイドとなる歌唱を、
西寄さんが水森かおりさんに頼むと、
「面白そう。やる!」となって、
なんと、仮歌・水森かおりさん、
という豪華な流れになったそうです。
すごくないですか? この話(笑)。
そして、仮歌で
『夢洲ブルース』を唄った水森さんが
「この歌、良いね。今度のアルバムでカバーして良い?」
となって、
9月24日発売の『歌謡紀行24~大阪恋しずく~』
に収録されたんだとか。
だから、あくまで水森さんのは
カバー曲…それもすごい話だけど(笑)。
『夢洲ブルース』って、
簡単に云えば、
クールファイブがベースのブルース三連歌謡ですが、
とにかく遊び心に溢れていて楽しいんですよ。
難しいこと、
細かいことは置いといて、
楽しいことを真面目にやりましょう、
というメロディーが最高。
歌謡曲って、
やはり遊び心が大切なんだなぁ、って、
この歌を聴いていると、改めて感じます。
最近、遊び心のある歌が少ないですから。

水森かおりさんの『夢洲ブルース』は
こちらに収録されています。
『歌謡紀行24~大阪恋しずく~』
初回限定盤:TKCA-75295 \3,700(税込み)
通常盤:TKCA-75299 \3,300(税込み)

ちなみに水森さんの
『夢洲ブルース』の楽譜を
12月号に掲載しています。
なおオリジナルアレンジによる
三丘翔太さんバージョンは
こちらで聴けます。
★「夢洲ブルース」(三丘翔太とイソフラボンズ)
伴奏、歌、映像出演、すべて三丘くん。
もう、楽しすぎますよ。
3番とか、もうあの方じゃん(笑)。
2025年、僕の中のNo.1演歌です。
村田