記憶

 北野まち子さんの取材で、東京タワーの近くの「とうふ屋うかい」へ行きました。

 囲炉裏のある座敷、窓から見える池のある庭園、そして東京タワーのすぐ近くというロケーション。子供の頃、来た所だ…と瞬時に記憶が逆行する、異様な感覚を味わいました。 

 幾つだったから正確には思い出せませんが、小学校3年生より後ではないと思います。法事で(誰の法事だったかも覚えてない)ここへ来て、その後母に東京タワーに連れてってもらった、あれが僕のタワー初体験でありました。大喜びしたことを覚えています。あぁ、懐かしいな。

 そうでなくても、旧い民家という空間はタイム・スリップ効果がありますね。お店の方に訪ねたら、うかいさんは創業16年だそうで、残念ながら僕の勘違い(お店違い)だったようです。

 じゃあ、あの法事のお店はホントは何処だったのかな。それに拙家のお墓が増上寺にあるという話は聞いたことがないし、誰の法事だったのかな…。母に電話してみようかな、という気になりました。

(高村)

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