歌の手帖7月号に掲載している、
4月26日に開催した三丘翔太くんのデビュー10周年企画
「三丘翔太とオルニチンズ~第1回 定期音楽会~」。
いや、これがすごい興味深い、
演歌の未来をも感じる楽しいライブだったんです。
三丘くんはコロナ禍のお家時間の時に、
DTM(デスク・トップ・ミュージック)
を学んだそうなんですよ。
DTMとは簡単に言えば演奏音源を
パソコンの打ち込みで制作すること。
いわゆるカラオケ音源を、
彼は自分のアレンジで一人で作れるんです。
6月号の「平成生まれ歌手が選ぶ昭和のうた」
の特集で取材した時に三丘くんから
「今度、自分で作った演奏音源だけで、
10周年のライブをするんです」
という話を聞いて、そりゃ観に行かなきゃ!と
楽しみにしていたんです。
ちなみに「オルニチンズ」とは、
彼がパソコンで打ち込んだ演奏音源を、
仮想バンドとして名付けたもの。
「オルニチンズ」の「オルニチン」
はアミノ酸の栄養物質ですが、
そのネーミングセンスも好きです(笑)。
いや、とにかく面白かったです。
自分のオリジナル曲も、
4ビートのジャズ調にアレンジしたり、
懐メロ好きな彼らしいアレンジセンスが
あちこちで光ってました。
個人的に特に好きだったのは、
真田ナオキくんの『本気で惚れた』のカバー。
三連コーラス歌謡風にアレンジされていて、
すごく魅力的でした。
あのアレンジで真田くんにも唄ってほしいくらいでした。
彼は自分でアレンジして、演奏音源を作れるので、
同世代の歌手仲間にも頼まれて、
その音源を作ってあげるのだとか。
なお1曲につき1日はかかるらしいので、
とても大変ではあるんですけど、
その作業はこだわるほどに楽しいらしいです。
イソフラボンズは
彼が多重録音でコーラスをつけた、
仮想コーラスグループ名。
コーラスも写真もすべて三丘くんです(笑)。
「イソフラボンズ」の「イソフラボン」は、
大豆とかにも含まれるフェニルクロモン(有機化合物)。
そのネーミングセンス、やはり素晴らしい(笑)。
彼はシンガーソングライターではなく、
シンガー・デスク・トップ・ミュージシャン。
DTMって、
バンドの経費はかからないし、
自分のイメージ通りの演奏で唄えるし、
これからの演歌の新たな可能性を感じました。
さて、三丘翔太くんと同じく、
6月号の「平成生まれ歌手が選ぶ昭和のうた」
でも登場していただき、
7月号のTLSでも掲載したのが、
昭和ムード歌謡が超大好きな佐々木麻衣さん。
その6月号の取材の時に
夜の銀座で自分が撮影しまして、
その写真が個人的に気に入っていますので、
掲載できなかった未掲載カットをご紹介。
銀座の並木通りにて。
こちらは、みゆき通り。
外ロケの撮影って、
雨が降ったら中止になるので、
予定が組めないこともあり、
最近はあまり(怖いので)やってないんですけど、
やはり外ロケの撮影って良いなぁ、
と、こういう写真を見ると思います。
夜の銀座と彼女の可愛さがマッチしております。
懐メロ好きなDTM演歌歌手・三丘翔太くんと、
ムード歌謡LOVE娘の佐々木麻衣さんに
ぜひご注目くださいね。
村田