大手老舗レコード会社の日本クラウンが、次世代のアーティストを発掘するための「2025年 日本クラウン新人歌手オーディション」の決勝大会を8月24日、東京・有楽町のニッポン放送イマジン・スタジオにて開催。
過去のクラウン新人オーディションでは、三山ひろしをはじめ、田中あいみ、原田波人ら実力派アーティストたちを輩出している。この日は、その3人が応援に駆けつけ、2572人もの応募者の中から予選(書類選考&音源審査)を通過した全25組27人が出場。日ごろから鍛えてきたのどと個性を存分に発揮しながら競い合った結果、グランプリの栄冠は、愛知県出身で、現在、東京在住の大学1年生、生田瑚桃(いくた・こもも)さんの頭上に輝いた。
準グランプリは堀田晃平(ほった・こうへい)さん。
ニッポン放送賞は有沙瞳さん。
ゲストの田中あいみは、2019年開催の同オーディションでグランプリ、原田も同じ年のオーディションで準グランプリを受賞している。
▲田中あいみ
▲原田波人
そして、2007年の「日本クラウン創立45周年新人オーディション」で準グランプリを受賞しデビューした三山は「あのときは緊張でいっぱいでした。歌手になるのは歌唱力はもちろんですが、ハートとかその思いを伝える気持ちがとても大事です。そして、歌手になったあとが勝負ですので、そんなことを思いながら頑張ってください」と、出場者たちにアドバイス。
▲三山ひろし
▲グランプリ発表後、もう一度歌唱
『かもめが翔んだ日』(渡辺真知子)と『オリビアを聴きながら』(杏里)を歌唱しグランプリを受賞した生田さんは「信じられない気持ちでいっぱいです。皆さん、歌がお上手な方ばかりでしたので、その中で私を選んでいただけたのは本当に光栄で、大変ありがたく思っています」と感激。「今回の勝因は何ですか?」と記者から質問され、「他の方にはない声質を持っていると思うので、それが勝因だったと思います」と答えていた。
小学校4年生のころからプロのアーティストを目指してきた生田さんは、日本クラウンからのデビューを予定しており、「私の夢は、聴いてくださる方によりそうようなアーティストになることです。皆さまに安心感や勇気を与えたい…。そして、武道館で唄ってみたいですし、あこがれの番組・Mステ(ミュージックステーション)に出てタモリさんにお会いしたい(笑)」と笑顔を見せていた。