西城秀樹さんが2018年5月16日、
青空の向こう側に旅立たれて、今年で早くも七回忌。
そこで歌の手帖8月号の巻末楽譜特集では、
「七回忌・西城秀樹」と題して、
秀樹さんの命日である5月16日に行われたフィルムコンサートのルポと、
秀樹さんを尊敬してやまない新浜レオンくんに登場いただき、
秀樹さんの数多い名曲から7曲を選んでいただき、
その楽譜を掲載しました。
フィルムコンサートの会場、
Zepp Diver City東京のロビーにあった写真です。
なお、秀樹さんのフィルムコンサートを数年前から
毎回のように観に来ている新浜レオンくん。
そして今回は、初めてステージに上がり、
秀樹さんのファンの皆さまを前にご挨拶をしました。
35年にわたりマネージャーとして携わり、
今でも秀樹さんの色々なイベントを手掛けている
アースコーポレーションの片方秀幸氏と共に。
すっごい緊張してましたね、レオンくん。
こんな緊張している彼は、なかなか新鮮でした(笑)。
まぁ、尊敬する西城秀樹さんの、そのファンの方々を前にして、
ですからね。
例えると、結婚を伝えるため、
彼女側のご両親に初めて会いにいく男性…
くらい緊張したと思います(笑)。
さて、
フィルムコンサートですけど、
詳しくは8月号をご覧いただきたく思いますが、
とにかく、この時の映像の頃、
20歳くらいの西城秀樹さんが、もう、おそろしいくらい
超かっこよかったです。
男から見ても。
細身で、長身で、筋肉が凄くて、
長髪でワイルドなんだけど、実直な優しさが滲み出ていて、
もはや「ベルサイユのばら」の
実写版みたいなルックスなんですよ。
しかも当然のことながら、歌唱力がすごい。
いや、すごい、
という表現では足りません。
スタジアムコンサートで、
今みたいに大型ビジョンもないですから、とにかく走る。
走りながら唄う。
ファンの方々の側に行くために、
ヒデキさん走りまくり、唄いまくり。
だけど、息ひとつ切れずに、音程もリズムも乱さず、
パワフルに、演劇のように唄いまくる2時間。
思春期にこんな秀樹さんと出逢ったら、
それを越える人とはなかなか出逢えないですよね。
そりゃ、ファンの方々も
その激しい恋から、その情熱の嵐から抜け出せませんよ。
ちなみにこのフィルムコンサートの
会場の収容人数は1100人ですが、アッという間にチケットが完売して、
観られなかったファンが続出したそうです。
尊敬する西城秀樹さんの写真を前にしたレオンくん。
なんか後ろの秀樹さんが
「レオン、がんばれよ!」
って言ってそうな感じがします。
そういえば、もうすぐ夏ですけど、
夏になると僕は、自分が小学生の夏休みにテレビで視た
『恋の暴走』を思い出すんです。
『恋の暴走』を唄う秀樹さん、ロックで超かっこよかった。
そして『恋の暴走』のジャケット写真の真っ黒に日焼けした
秀樹さんに憧れました。
そんな西城秀樹さんは僕の胸の中でも、
今も生きていらっしゃいます。
秀樹の夏は終わりません。
村田