野球と演歌。甲子園の季節に

昨年は新型コロナで

残念ながら

中止となってしまった

夏の甲子園ですが、

今年は原則無観客ながら

(保護者や生徒は除く)

8月10日から熱戦の

火蓋が切り落とされました。

今夏もきっと

高校球児たちが

素晴らしい感動を

甲子園のダイヤモンドに

焼き付かせてくれることでしょう。

甲子園の熱戦を観ると、

心が浄化されます。

ところで最近の若手演歌歌手は

元球児、

学生時代に野球を

やっていた方が

多いんですよね。

野球経験者の若手演歌歌手を

ザッと挙げると…

辰巳ゆうとくん、

一条貫太くん、

真田ナオキくん、

新浜レオンくん。

この4人は

かなり本格的に

学生野球をやっていた

方々なんですよね。

以前は

演歌歌手で野球経験者って

いそうなのに、

そんなにいなかったんです。

甲子園にも出場した

山本讓二さん、

名門・広島の広陵高校

野球部出身の

角川博さんを筆頭に、

あとは

前川清さん、

北川大介さん、

谷龍介さん

くらいかな?

(他にいらしたらすいません…)。

女性では坂本冬美さんが

ソフトボール部だったり、

門倉有希さんが

野球部のマネージャー

だったりしてますけどね。

でも、

ここ数年で

かなり本格的な野球経験者が

続けてデビューされて

おおっ!と思ったんです。

ある程度のレベル以上の

体育会系出身者って、

上下関係や、

礼儀にすごく厳しい環境で

育てられます。

しかも体育会系の中でも野球って、

他のスポーツよりも、

良い意味で昭和の

名残がそこかしこにあるので、

練習も根性を徹底的に

鍛え上げられるような泥臭いものが

多かったりするんです。

理論的に効率よく

スマートに練習するのは

大切なことですが、

スポーツって最後の最後は

気合いと根性ですからね。

特に同じレベル同士なら、

根性を鍛えた奴が

最終的に強いと思うんです。

それは仕事でも同じですよね。

だから、

就職とかで大学の野球部出身者が

有利だったりするのは、

礼儀ができていて、

集団生活の協調性があり、

根性と体力のあるタイプが

多いからなんじゃないでしょうか。

仕事、社会で大切なのって

それですもんね。

そんな野球と演歌って、

どっか通じるものと言うか、

相性の良さを感じるんです。

どちらも昭和っぽさがあり、

努力、根性、人情、真心、

礼儀、誠実さ…

というような

今ではイヤがられる人間臭いものが

その根底にある、と言うか。

でも、だからこそ、

野球経験者って、

人に好かれる

誠実な努力家が多いんですよ。

若いのに今どきのタイプではなく、

人情とかもちゃんと

肌感覚で理解していたり…。

それって演歌でも大切ですよ。

そして僕は

そういう

古き良き人間性を備えた

辰巳ゆうとくん、

一条貫太くん、

真田ナオキくん、

新浜レオンくん

という元球児の皆さまに

期待しています。

と言いながら、4人とも

残念ながら

担当はしてないんですが(笑)、

心の中では応援していますよ。

レオンくんは7月号の表紙巻頭を

担当したので、

その時に野球の話ばかり

させていただきましたが(笑)。

演歌歌手でチーム演歌魂とか

野球チームを作って(笑)、

例えばジャニーズチームとかと

対戦してほしいな。

村田

歌の手帖 2021年9月号 | 歌の手帖,2021 | 歌の手帖社 utate online

【公式SNSを見る】
error: コンテンツは保護されています