2024年10月4日
読者の皆様、謹んで新年のご挨拶申し上げます。
今年もよろしくお願いいたします。
年末年始、お健やかにお過ごしになられましたでしょうか。
幸い編集部も、わたくしのプライベートも知る限り全員無事です。
暮れのある時、ふと思いついたことがあります。
「本当の名曲はメジャーの曲」
日本人はとくにマイナーの曲を好むといいますが、歴史上の真に偉大な音楽作品はメジャー・キーなんじゃないか。
そして、ファンも音楽家もその事実を知っているんだけど、一世一代のメジャー曲レパートリーに取り掛かることに、常に躊躇を感じているんじゃないか。
ベートーベンの第九『歓喜の歌』もメジャー。ザ・ビートルズの『イエスタディ』もメジャー。スピリチュアルの『聖者の行進』も滝廉太郎の『花』もメジャー。
北島御大の『函館の女』だってメジャー。ひばりさんの『川の流れのように』だって…。
マイナーの音楽って食指が動きますよねぇ。楽器の演奏も、マイナーの方がインプロヴァイズし易いです。
ボーカルはなおさら、マイナー・キーの曲ってエモーショナルに唄いたくなりますよねぇ。
だからこそ…
Kリーガーの皆さん、カラオケ愛好家の皆さん、ここぞという勝負曲は、ひとつメジャー・キーの曲を選んでみてはいかがでしょう。
てなことを、つらつら想う新年でございます。
(髙村)
クリスマスを目前に華やぐ東京の夜景。去年の12月19日、ゆりかめもの新橋駅から銀座方面を撮りました。
歌の手帖 2020年2月号 | 歌の手帖,2020 | 歌の手帖社 utate online