2024年11月26日
フジテレビ系「三宅裕司と春風亭昇太のサンキュー歌謡曲一座」ご覧になりました?
トークも歌も、どれも楽しいものでしたが、布施明さんと松崎しげるさんの『また逢う日まで』は感動のあまり涙が出ました。
おそらくほとんどぶっつけ本番に近い状態の収録だったのでしょう、唄い出しはちょっと手探り感がありましたが、間奏を挟んで2番に入ると一気にエンジンがかかり、大御所であるだけでなく、技術の点でも屈指の実力派でもある本領をお二人とも発揮。
こんな一番上まで地声が出ちゃうんだ…なんていう表面的な驚きもつかの間、気迫と愛のこもったフレーズ、お互いのボーカルを尊重しつつも「これが俺だ」という自負と覚悟に満ちた一挙手一投足。一緒に視ていた家内も「これこそプロだなあ」と驚愕しておりました。
「また逢う日まで」という言葉が、二人から真に尾崎紀世彦さんに向けられた言葉として伝わってくるやいなや、感涙を抑えることを放棄した私でした。
さいごの「キヨー!」の一声が明さんだったかしげるさんだったか、それすらもう分かりませんでした。
本当の大物は、やはりそう簡単には風化しないものですねぇ…。
(高村)