歌の手帖11月号には、
8月24日、東京・椿山荘にて行われた
竹島宏さんのバースデーライブ2025の模様を
カラー2ページで掲載しております。
竹島さんの椿山荘でのバースデーライブには、
ここ数年、毎回取材に行ってますが、
年々、竹島さんが
椿山荘のステージに似合ってきていると感じます。
椿山荘って素敵な庭園もあったりして、
とても品がある高貴なホテルですよね。
近くに(皇室の方がよく通われる)学習院もありますが、
そのイメージに近いというか。
そんな椿山荘のステージが、
男性が年齢を重ねてタキシードが
どんどん似合ってくるように、
この会場に竹島さんが
どんどん似合ってきているように感じるんです。
本誌未使用写真から。
さて、詳しくは本誌11月号に書いたので、
そちらを読んでいただきたいですが、
今回のカバー曲
『Can’t Help Falling in Love』
(エルヴィス・プレスリー)
での竹島さんの歌唱が、とーっても良かったです。
ところで、
『Can’t Help Falling in Love』は
邦題が『好きにならずにいられない』ですが、
この邦題は素晴らしいな、と。
『Can’t Help Falling in Love』を直訳すると
「恋におちることを助けることができない」
または「愛することを止められない」ですけど、
それだと直訳すぎて、
この歌の意味と微妙に違いますもんね。
やっぱり「好きにならずにいられない」
が正解な歌なんです。
この邦題をつけた方はすごいな、と。
本誌未使用写真2
ところで竹島さんは
カバー曲の選曲がいつも良いな、と感じます。
以前、竹島さんがステージで、
さだまさしさんの『風に立つライオン』を
カバーしていて、
そのストーリーテラー的な歌唱が
とても心に刺さったんです。
僕はその歌を知らなかったですが、
深い物語性があるその歌に、
どんどん引き込まれました。
そう言えば、
竹島さんのオリジナルで言うと
『いつかの青年』もそうですね。
彼はそういう小説的な歌を、
ドラマティックに描いてくれる歌手です。
今年の誕生日で47歳を迎えたそうですが、
年齢を重ねれば重ねるほど、
彼の歌は艶やかに輝くように思いました。
話は変わりますが、
こちらは8月に行われた
関係者を招いての竹島宏さん懇親会。
左はもちろん作曲家の幸耕平先生。
最近の竹島作品を作ってくれている大先生です。
なんかこのお二人、
基本的には師匠と弟子みたいな感じだと
思うんですけど、
でも、どこか
同じ部活の先輩後輩みたいな感じもあって、
見てると微笑ましいんですけどね(笑)。
なんでも言い合えるような、
そんな素敵な関係性が、
最近の好調な竹島作品に表れているように感じます。
ちなみに10月1日に
新曲『小夜啼鳥の片思い』の
Cタイプを発売しましたが、
そのカップリングは『薔薇のしずく』。
もちろん曲は幸耕平先生。
そして歌の手帖12月号
(10月21日発売)では、
その『薔薇のしずく』のインタビューと、
先日の花便り2000日配信の
現場に潜入した模様をお届けします。
よろしくお願いいたします。
村田