歌の手帖の
創刊30周年記念号第1弾
となる11月号。
その記念号企画として
「表紙で振り返る歌謡界その1」
という特集を掲載していますが、
これが読者の皆さまから
すでに大好評を頂いております。
「表紙で振り返る歌謡界30年その1」は、
歌の手帖の過去表紙を並べて、
その表紙と共に10年ずつ、
3号連続で、
演歌・歌謡界を振り返ってみよう!
という内容の特集です。
その第1回目となる11月号では、
創刊号となる1993年10月号からの
10年間を振り返っています。
創刊号の頃は自分もまだ歌の手帖に
いませんでしたからね。
当時は色々な方が登場する
オムニバス形式の表紙だったんだなぁ、
と新鮮な気持ちで表紙を見られます。
瀬川瑛子さん、大月みやこさん、
三木たかし先生、藤あや子さん、
キム・ヨンジャさん、長山洋子さん、
そして谷村新司さんの顔があり、
越路吹雪さんの写真もありますね。
11月号では
この創刊号から
2003年10月号
までの10年分の、
本誌表紙(120冊分)を
ずらりと並べて、1年ごとに
当時の歌謡界を振り返っています。
2003年10月号です。
この年はデビューする新人さんが多くて、
演歌歌謡界が盛り上がってました。
自分が歌の手帖に入ったのは2001年。
それから
けっこうな数の表紙巻頭を
担当させていただいていますけど、
やはり最初の頃は
想い出深いものも多いです。
その中でも、
歌の手帖で初めて
氷川きよしさんの表紙を自分が担当した
2003年4月号は記憶に強く残っています。
これですね。
『白雲の城』の時の表紙巻頭ですから、
表紙のバックは「雲」にしようと思い、
今の社長であり、
今回の特集を担当した山崎に手伝ってもらい、
撮影取材場所のコロムビアさんで、
綿(脱脂綿を薬局で大量に買ってきて)を
2人で頑張ってほぐしながら、
雲らしきものを作りました。
この表紙に写っている以外も
たくさん雲を作ったんですよね(笑)。
今考えると、
本格演歌である『白雲の城』の時に、
こんな可愛らしい表紙にして
良かったのかな?…
という思いはありますけど、
なにしろ当時の氷川きよしさんは、
爆発的な大人気で、
アイドル的な人気も(当時は)
強くありましたから、
ポップで可愛い感じが良いかなぁ…
と思ったんですよね。
あと、それに関連して、
この2つの表紙も想い出深いです。
2002年11月号の
川久保由香さんと、
2003年7月号の
山本智子さん。
氷川きよしさんの登場で、
俄然、盛り上がってきた演歌界でしたから、
若いパワーで更に火を点火しよう!と、
アイドルのように可愛いお二人にも
それぞれ表紙で登場いただいたんです。
川久保さんがハートの風船バック。
山本さんはキラキラ素材のバックでしたが、
この写真だと
そのキラキラ感がわからないですね(汗)。
でも、かわいらしいですよねぇ。
川久保由香さんは
とても高い歌唱力を持つ歌手でしたが、
この数年後、残念ながら引退。
山本智子さんは
色々と才能のある子で、
本誌で長く連載をしていただきましたが、
今は演歌を越えたフィールドで
歌手活動などを続けていらっしゃいます。
この
氷川きよしさんと
川久保由香さん、
山本智子さんの3人は、
同じ日本コロムビアの所属で、
2000年頃だったかな、
コロムビアのフレッシュトリオとして、
3人でステージをやっていた
こともあったんですよ。
若き美男美女、3人ともキラキラで、
それぞれ個性的な歌唱力があり、
とても良い組み合わせでした。
なお10月20日発売の
創刊30周年記念号第2弾
となる歌の手帖12月号は、
同特集のパート2
(2004年から2013年)を掲載。
12月号については
また次回。
ちなみに
表紙やカラーグラビア
の歌手の方を選ぶのは、
色々な要素があるんですけど、
やはり
読者の方の多くに
求められている人を選ぶ…
という点は大きいですから、
本誌の読者はがき投票
(年間ベスト歌手ランキング2024)
が重要ポイントとなります
(もちろん、それだけではないですが)。
なので、
この歌手の方に表紙になってほしい!
と思う方は、
ぜひ本誌の綴じ込みはがきにて、
推しの歌手の名前を書いて
(楽譜にしてほしい歌なども書いて)、
ご投函ください。
11月号ですと、
182ページと183ページの間にある
綴じ込みはがき。
その右側の
料金受取人払いのはがきの
「好きな歌手は?」の欄に
好きな歌手の名前をご記入して、
どんどん投函してくださいね!
村田
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