ラップはこう唄え

皆さんお元気ですか。

月刊歌の手帖2020年1月号では、譜面ページ「歌の市」にて、あの吉幾三さんの「TSUGARU」を見開き2ページで堂々掲載。

ラップ部分の歌詞は勿論、ボーカル部分は通常の「歌の市」と同様に採譜、スラングの特に難解なフレーズには担当ディレクターさんの了解のもと、注釈も入れました。

ラップ部分は譜面がないので、うまくカラオケに合った尺に収めるにはコツが必要でしょう。

それはとにかくリズムをしっかり掴むこと。

ラップとはそもそもリズムに合わせて語るものであり、

更に言うなら、作家の片岡義男先生によれば、アフリカ系アメリカ人達の歌は、すべて「歌というよりはリズムに乗った語り」なのですから。

津軽弁のせいでイロモノ呼ばわりするむきがあるかもしれませんが、その真意は音源を通して聴いてみれば一目瞭然です。

故郷への、人への熱い思いはあの名曲『敬愛~夕陽の向こうに~』すら匹敵します。

『俺ら東京さ行ぐだ』からの30余年の歳月を思い起こしながら聴けば、さらに感慨深いことでしょう。

(高村)

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