歌の手帖10月号の
赤裸々トークに
ご登場いただいた角川博さん。
角川さんは本当に
プロ魂あふれる
職人気質の歌い手。
例えると角川さんは、
昔気質で、
とても良い仕事をする
大工さんや
和食の料理人、
みたいな感じなんですよね。
いつもインタビューでは、
歯に衣を着せないトークで、
とても興味深いお話を
聞かせてくれます。
時に出てくる正直な辛口トークも
歌への愛情があるからこそ。
昔、インタビューで
あるセクシー系のダンスグループ
が人気だった時、
「あれは歌を冒とくしてるよ!」と
熱く語られた時は、
とても角川さんらしくて
素敵だなぁ、と思いました。
で、
今回のインタビューで
誌面に書ききれなかった
ことがあります。
角川さんと
昨年亡くなられた
西城秀樹さんを
スカウトした方が同じ方だったとか。
同じく歌手だった藤本好一さん
という方らしいのですが、
これは初めて知りました。
角川さんと西城さんは
同じ広島出身で、
2人とも同じ
芸映さんという事務所に
所属されていたのは
有名ですが、
スカウトされた方まで同じとは。
そんなこともあり、
角川さんは西城さんのことを、
身内のようにすら
感じていたと言います。
そして、
角川さんは以前、
西城秀樹さんの
『南十字星』というバラードを
レコーディングしたことが
あるそうですが、
残念ながら
レコード化はされなかったそうです。
「それ聴いてみたいです」
と言わせていただくと、
「もう、
テープも残ってないよ(笑)」と。
残念。
角川さんの
『ブルースカイブルー』とか
聴いてみたいですね。
角川さんの
新曲『博多川ブルース』
好調にヒット中です。
日本の歌謡曲で
3連の大ヒット曲って
すごく多いんですけど、
(例えば『宗右衛門町ブルース』
『長崎は今日も雨だった』などの
ブルース歌謡から
チェッカーズさんの
『星屑のステージ』まで)
意外に最近はこういう
3連ロッカバラードの
歌謡曲って
少ないんですよね。
絶対に良いのに。
そうそう、
長山洋子さんの
新曲『夜桜ブルース』も
同じく3連ロッカバラード。
珍しく3連ロッカバラードの
素敵な歌が同時期に発売されました。
こちらも良いですよ。
2曲ともお薦め曲です。
3連ロッカバラード、
もっと聴きたいな、と。
村田
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