偉大なる西城秀樹さんに捧ぐ

7月21日に発売された

歌の手帖9月号の巻末楽譜は、

5月16日に急性心不全で亡くなられた

西城秀樹さんの追悼特集です。

僕が初めてレコードを買ったのは、

西城秀樹さんの『薔薇の鎖』。

それは

小学2年生くらいの時、

ドリフとかのテレビ番組で

秀樹さんが唄う『薔薇の鎖』を観て、

未知なるもの、

例えばUFOを見たくらい(見たことないけど)

の衝撃を受けました。

ちなみに元ザ・ブルーハーツの甲本ヒロトさんの

初めて買ったレコードも『薔薇の鎖』。

本誌でも書きましたが、

40~50代のロックミュージシャンで、

秀樹さんに洗礼を受けた方って

本当に多いんですよね。

ハスキーボイス、

エモーショナルな絶唱、

ロングヘア、

細見の長身、

ワイルドなアクション、

中性的な衣装、

挑発的な歌…

秀樹さんが昭和のお茶の間に届けてくれた

ロック的な記号いっぱいの歌謡曲は、

どこかヤバい危険な香りをはらませていて、

それは得もいえぬほどかっこよかったです。

そして『薔薇の鎖』に続いて発売された

『激しい恋』が決定打となり、

それまで野球少年で、

それほど音楽に興味なかった僕が、

歌謡曲を聴くようになりました。

今回、巻末楽譜特集をするにあたり、

上の写真の秀樹さんのCDベスト

『西城秀樹 ゴールデン☆ベスト デラックス』

を自腹で購入しました。

それで秀樹さんの歌を

改めて聴いていて思いましたが、

それまでの歌謡曲にはなかったような、

ロック的で、文学的とも言えるワードが

あちこちに散りばめられています。

「悪魔」、「暗い闇」「孤独」

「十字架」「引き裂かれて」

「夢は死んだ」「朝は二度とこない」

「焦がれて焼かれて」「狂おしく」

「暴走」「ガラスの夜」などなど。

純文学やロックの本質には、

絶望と向かい合うことだったり、

破壊からの構築だったり、

体制への反抗だったりがありますが、

秀樹さんの歌にはそういう人間の影の本質が、

華やかな光の中に、

そっと挟み込まれていると思えるんですよね。

健康的でロマンティックな歌が多い

アイドル系歌謡曲の中、

その危うい闇の匂いが幼かった僕にも、

すごく魅力的なものに

感じられたんじゃないかと思います。

もちろん、当時の僕はそんなこと、

意識してはなかったですけどね。

本誌の巻末楽譜特集の楽譜は

8曲しか掲載できないので、

秀樹さんの選曲はすごく難しかったです。

本来なら世間的に知られている

『ギャランドゥ』をはじめ、

ダウンタウンさんの番組で

改めて脚光を浴びた『ブーメラン・ストリート』、

オリコン1位獲得曲『ちぎれた愛』『愛の十字架』、

沢田研二さんの作家陣(阿久悠さん&大野克夫さん)

が作った『ブーツを脱いで朝食を』、

ちびまる子ちゃんの作家・さくらももこさんが

秀樹さんの大ファンだったことから実現した

『走れ正直者』など、

今回掲載した8曲以外にも

入れたい歌はいっぱいありました。

個人的には秀樹さんの歌で

一番好きなのは『恋の暴走』ですけど、

さすがにそれは個人的趣味すぎるので、

特集記事の中でジャケット写真だけ

大きく掲載させていただきました。

この歌は、

後にSHŌGUNで『男達のメロディー』

を大ヒットさせる芳野藤丸さんが、

秀樹さんの要望で「藤丸バンド」として

バックバンド参加しているんですけど、

それもあって、

秀樹さんのロック歌謡はここから

一段も二段もレベルアップしていると思うんです。

また『恋の暴走』の頃の秀樹さんの佇まいは、

単純に超かっこいいです。

機会があればYOUTUBEなどで観てください。

歌の手帖で秀樹さんのインタビューをしたい…

とずっと思っていたんです。

でも、本誌読者の方の嗜好とは

ちょっと違った歌謡曲ですし、

そういう機会も得られないまま、

歌の手帖で初めて

秀樹さんのことを取り上げさせていただいたのが、

この追悼の巻末楽譜特集となってしまいました。

とても残念です。

でも、秀樹さんの名曲を楽譜で特集できたことは、

編集者冥利に尽きます。

ぜひ秀樹さんの名曲をカラオケで唄っていただき、

秀樹さんの歌の魅力を再発見していただきたい。

今回ご協力してくださった

本誌の巻末楽譜特集の楽譜は

8曲しか掲載できないので、

秀樹さんの選曲はすごく難しかったです。

本来なら世間的に知られている

『ギャランドゥ』をはじめ、

ダウンタウンさんの番組で

改めて脚光を浴びた『ブーメラン・ストリート』、

オリコン1位獲得曲『ちぎれた愛』『愛の十字架』、

沢田研二さんの作家陣(阿久悠さん&大野克夫さん)

が作った『ブーツを脱いで朝食を』、

ちびまる子ちゃんの作家・さくらももこさんが

秀樹さんの大ファンだったことから実現した

『走れ正直者』など、

今回掲載した8曲以外にも

入れたい歌はいっぱいありました。

個人的には秀樹さんの歌で

一番好きなのは『恋の暴走』ですけど、

さすがにそれは個人的趣味すぎるので、

特集記事の中でジャケット写真だけ

大きく掲載させていただきました。

この歌は、

後にSHŌGUNで『男達のメロディー』

を大ヒットさせる芳野藤丸さんが、

秀樹さんの要望で「藤丸バンド」として

バックバンド参加しているんですけど、

それもあって、

秀樹さんのロック歌謡はここから

一段も二段もレベルアップしていると思うんです。

また『恋の暴走』の頃の秀樹さんの佇まいは、

単純に超かっこいいです。

機会があればYOUTUBEなどで観てください。

歌の手帖で秀樹さんのインタビューをしたい…

とずっと思っていたんです。

でも、本誌読者の方の嗜好とは

ちょっと違った歌謡曲ですし、

そういう機会も得られないまま、

歌の手帖で初めて

秀樹さんのことを取り上げさせていただいたのが、

この追悼の巻末楽譜特集となってしまいました。

とても残念です。

でも、秀樹さんの名曲を楽譜で特集できたことは、

編集者冥利に尽きます。

ぜひ秀樹さんの名曲をカラオケで唄っていただき、

秀樹さんの歌の魅力を再発見していただきたい。

今回ご協力してくださった

本誌の巻末楽譜特集の楽譜は

8曲しか掲載できないので、

秀樹さんの選曲はすごく難しかったです。

本来なら世間的に知られている

『ギャランドゥ』をはじめ、

ダウンタウンさんの番組で

改めて脚光を浴びた『ブーメラン・ストリート』、

オリコン1位獲得曲『ちぎれた愛』『愛の十字架』、

沢田研二さんの作家陣(阿久悠さん&大野克夫さん)

が作った『ブーツを脱いで朝食を』、

ちびまる子ちゃんの作家・さくらももこさんが

秀樹さんの大ファンだったことから実現した

『走れ正直者』など、

今回掲載した8曲以外にも

入れたい歌はいっぱいありました。

個人的には秀樹さんの歌で

一番好きなのは『恋の暴走』ですけど、

さすがにそれは個人的趣味すぎるので、

特集記事の中でジャケット写真だけ

大きく掲載させていただきました。

この歌は、

後にSHŌGUNで『男達のメロディー』

を大ヒットさせる芳野藤丸さんが、

秀樹さんの要望で「藤丸バンド」として

バックバンド参加しているんですけど、

それもあって、

秀樹さんのロック歌謡はここから

一段も二段もレベルアップしていると思うんです。

また『恋の暴走』の頃の秀樹さんの佇まいは、

単純に超かっこいいです。

機会があればYOUTUBEなどで観てください。

歌の手帖で秀樹さんのインタビューをしたい…

とずっと思っていたんです。

でも、本誌読者の方の嗜好とは

ちょっと違った歌謡曲ですし、

そういう機会も得られないまま、

歌の手帖で初めて

秀樹さんのことを取り上げさせていただいたのが、

この追悼の巻末楽譜特集となってしまいました。

とても残念です。

でも、秀樹さんの名曲を楽譜で特集できたことは、

編集者冥利に尽きます。

ぜひ秀樹さんの名曲をカラオケで唄っていただき、

秀樹さんの歌の魅力を再発見していただきたい。

今回ご協力してくださった

ソニーミュージックダイレクトさんに感謝。

『GOLDEN ☆BEST 西城秀樹

シングルコレクション』(MHCL-2088/\1,905+税)。

こちらに、今回の巻末楽譜特集で掲載した

8曲がすべて収録されています。

西城秀樹さん、ありがとうございました。

心よりご冥福をお祈り申し上げます。

村田

歌の手帖 2018年9月号 | 歌の手帖,2018 | 歌の手帖社 utate online

【公式SNSを見る】
error: コンテンツは保護されています