後遺症

今年も皆さまのお力添えにより、無事Kリーグ歌謡祭を閉会することが出来ました。ありがとうございました。

ところで毎年、歌謡祭が終ると私は妙な後遺症にさいなまれます。その発作は帰り道の電車の駅や町中で起こります。

後片付けをして打ち上げを終えてからですから結構遅い時刻ですが、場所によっては未だ沢山の通行人、観光客がおられるのが今の東京です。

歌謡祭を閉会してからしばらくは、そんな環境の中で、困っている体の人がいると「大丈夫ですか」、楽しそうな人を見ると「よかったですね」、若いのがいると「頑張れよ」…。

条件反射的に話しかけたり、じぇんじぇん知らない人でも目が合うとにっこりしてしまったりします。「主催側スタッフ」モードが身体に残っているのでしょう。この後遺症は一晩で消えることもあれば、数日残ることもあります。今年はどうでしょうかね。昨夜は家に帰り着くまで続きました。今日はどうかな。

そこまで考えてふと理解しました。歌手やスポーツの有名選手がよく口にする「皆さまから元気をもらいました」ってのは、このことなんだな。程度の差こそあれ。

皆さんお疲れ様でした。

(高村)

歌の手帖 2018年6月号 | 歌の手帖,2018 | 歌の手帖社 utate online

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