5月号、『紅の蝶』の山内惠介くん

歌の手帖5月号には

2月26日、

羽田空港の第3ターミナルの

江戸舞台で行われた、

山内惠介さんの新曲『紅の蝶』

の発表会の模様を

カラー3ページで掲載しています。

『こころ万華鏡』に続いて、

この『紅の蝶』も

聴いていてワクワクする

心から素晴らしい歌だと思います。

歌謡曲をベースにしつつ、

ジャズ、ロック、クラシック、

民謡、ラテン音楽

などの要素を散りばめた『紅の蝶』は、

渾然一体となった濃密な音の渦が、

とっても品と愛があるんですよね。

例えば今の時代の演歌、

新たな演歌を作ろうとする時に、

EDM(エレクトリック・ダンス・ミュージック)

とかラップとかロックとか

今風の音楽を取り入れればいいんじゃね?

みたいな単純な発想になりがちですが、

これがひじょうに難しいものなんです。

特に演歌や歌謡曲の本質や歴史を

知らない方が

安易にダンスミュージックと演歌を

掛け合わせて作ると、

パロディにしか感じない、

品のないものになってしまいがち、

だと個人的に思います。

でも『こころ万華鏡』『紅の蝶』

でのミクスチャー演歌への挑戦は、

とっても上品で、人肌の温もりがあり、

音楽性の高いものだと感じるんです。

これはまず、

作曲・編曲の村松崇継先生が

音楽への造詣が深く、

更に演歌歌謡曲もよく知っていて、

そこに歌への愛と尊敬もあるから、

だと思うんです。

ストリングスの使い方も

前衛性もあり、

正統的でもあったりするのが、

めちゃかっこいい。

民謡のお囃子も

素晴らしい高揚感に溢れています。

また、ボーカルをちゃんと立てている

前に出過ぎていないアレンジも良いです。

作詞の松井五郎先生の

言葉のセンスも冴えてますよね。

蜘蛛の糸、柵み、泥濘、

地団駄、土壇場など、

旋律に乗ったその

ゴツゴツした言葉たちが

頭に心地良く突き刺さってきます。

そして忘れてはいけないのが、

山内惠介くんの

艶があって、品があって、

熱気を帯びながらクールな歌唱。

三位一体の魅惑的な世界観が

たまりません。

心がひらりひらひら舞い上がります。

『紅の蝶』チョー最高っす!

…蝶だけにね(笑)。

5月号に掲載したイベントで

生歌唱を聴きましたが、

それはカラオケでしたから、

生演奏での生歌唱ステージは

まだ経験していません。

早く山内惠介くんのコンサートで

『紅の蝶』を聴きたいです。

村田

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