丘みどり/デビュー20周年記念コンサート2025~演魅Vol.6~開催

丘みどりの妖艶で魅力的な世界観を表現したコンサート「演魅(えんび)」シリーズ第6弾が、東京・北とぴあさくらホールで7月27日、開催された。

丘みどりの誕生日でもあるこの日、緞帳が上がるとテーマカラーでもある緑の着物で登場。オープニング曲『みどりのケセラセラ』でスタート。デビュー曲『おけさ渡り鳥』から始まり『日御碕灯台』『霧の川』『鴎宿』『白山雪舞い』とオリジナル曲をたっぷりと聴かせた。

さらに自身の原点でもある「民謡」に踊り子を交え、様々なアレンジで披露。『常磐炭坑節』(福島県民謡)はサンバのリズム、『おこさ節』(秋田県民謡)はジャズバージョン、『南部俵積み唄』(青森県民謡)はロック調に仕上げ、現代音楽と民謡の見事な融合と和装でのダンスで観客を大いに魅了し、丘みどりの歌世界の幅広さを体現して見せた。

また、歌手人生の大きな転機ともいえる「NHK紅白歌合戦」に2017年初出場を果たした『佐渡の夕笛』、同じく「NHK紅白歌合戦」で歌唱した『鳰の湖』『紙の鶴』を続けて披露、スケール大きな歌唱力を会場一体となって堪能した。

他にも、和装から一変し黒と銀の洋装に身を包んだ丘みどりが、レーザー光線が飛び交う中、ダンサー2名と『六本木心中』(アン・ルイス)、『ダンシング・ヒーロー』(荻野目洋子)を披露するという、演歌歌手のイメージを超越するパフォーマンスで場内を大いに沸かせるなど、エンターテイナーとしての魅力を輝かせていた。

そしてこのコンサートシリーズの真骨頂、「演魅の世界 幽玄組曲『月影の姫君』」が幕を開け、「竹取物語」を題材にかぐや姫と帝(みかど)の悲しき別れを、『帰れない者たちへ』(中島みゆき)『紅い糸』(藤あや子)『飢餓海峡』(石川さゆり)の3曲と鬼気迫る迫真の演技で描き、観客を見事に「演魅」の世界へと誘った。

そしてラストにかけては、『伊那のふる里』のイントロから「Happy birthday to you」へと曲が変わりステージ上には丘みどりがプリントされた特大のバースデーケーキが登場、ステージと客席での記念撮影。「皆様に祝って頂く人生で本当にうれしいです」と涙をこぼす場面も。そして今年2月に発売した新曲『夜香蘭(ひやしんす)』の【お祭り盤】に収録されている『トリドリ夢見鳥feat.DJ KOO』でお祭りムードとなり、新曲『夜香蘭(ひやしんす)』で盛大に締めくくった。

■丘みどりコメント
「今年は節目の20周年。いい年に出来るようこれからも頑張っていきますので、皆様応援宜しくお願い致します。これまでで一番うれしかったのは、亡き母と約束した紅白歌合戦の出場が決まった時です。47歳で亡くなった母の年齢に自分が近づき、とても若くして亡くなったんだなと改めて実感しております。
9月6日(土)には、女性演歌歌手としては初めての、両国国技館での単独公演を開催します。丘みどり史上最高のコンサートにします!」」

◆セットリスト◆
M1:みどりのケセラセラ
M2:おけさ渡り鳥
M3:日御碕灯台
M4:霧の川
M5:鴎宿
M6:白山雪舞い
M7:常磐炭坑節(福島県民謡)
M8:おこさ節(秋田県民謡)
M9:南部俵積み唄(青森県民謡)
M10:佐渡の夕笛
M11:鳰の湖
M12:紙の鶴
M13:六本木心中(アン・ルイス)
M14:ダンシング・ヒーロー(荻野目洋子)
M15:帰れない者たちへ(中島みゆき)
M16:紅い糸(藤あや子)
M17:飢餓海峡(石川さゆり)
M18:伊那のふる里
M19:トリドリ夢見鳥feat.DJ KOO
M20:夜香蘭

《公演情報》
タイトル:デビュー20周年記念 丘みどりコンサート2025~演魅Vol.6~
日程:2025年7月26日(土)
場所:北とぴあ さくらホール
主催:ベルワールド
共催:(公財)北区文化振興財団
企画/制作:アービング・オフィスプロペラ
後援:キングレコード・文化放送

■最新曲『夜香蘭(ひやしんす)』

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