歌の手帖10月号の竹島宏さん

歌の手帖10月号の表紙巻頭は

竹島宏さん。

今回は新曲『ハルジオンの花言葉』

に合わせて、

植物のあるスタジオを探して撮影してきました。

本誌で使わなかった、立ちポーズの全身です。

ご覧の通り、窓を開けると、

外とつながるスタジオでした。

 

今年の夏は猛暑ですけど、

これを撮影した6月末も、

すでに外気は軽く30度越えでした。

外で撮影して見えるように、

せっかくだから掃き出し窓を開けて撮影しましょう!と、

窓を開けたら、湿度の高いムワーっとした空気が…。

 

汗っかきの僕はTシャツなのに、

汗だくでしたが、

竹島さんはサマーカーディガンを

羽織りながらも、とても涼やかな佇まい。

さすがっすね。

このスタジオを今回選んだのは、

外に公園があるのも大きかったんです。

もしかしたら公園に、

ハルジオンも咲いているかも…と

思ったんですよ。

ハルジオンって、

5月から6月上旬まで咲いている花。

でも、この猛暑で、

さすがにハルジオンの花はなかったです。

 

歌の手帖の巻頭インタビュー

でも書きましたが、

ハルジオンって昔は

貧乏草って言いましたよね。

竹島さんはご存知なかったですが。

っていうか、僕は逆にハルジオンという

素敵な花の名前だと知らなかったです。

 

なんで貧乏草と言うかは

諸説あるみたいですが。

手入れが行き届いた家の庭には生えず、

手入れのされていない貧乏な家の周りに生える 、

ということみたいです。

 

なんか、ひどい言われよう(笑)。

今は貧乏なんて言葉、

なかなか使われないですけど、

昔は貧乏って、恐ろしいことに、

気軽に使ってましたよね(特に小学生は)。

あの人生ゲームにも

「貧乏農場」って項目がありましたが、

コンプライアンスにひっかかったみたいで、

いつの間にか削除されましたから(笑)。

  

話を戻して、

貧乏草は、

いやハルジオンは雑草の一種、

ということなんでしょうね。

これも巻頭インタビューに書きましたが、

雑草が好きな小島よしおさんと、

植物学者の先生が書いた雑草の本を読んで、

竹島さんがすごく感動して、

雑草の特性と、自分の歌人生を重ね合わせたお話を

してくださいましたが、

竹島さんらしくて素敵だな、と感じました。

 

やっぱりそういう感性って、

歌を唄う上でとても大切だと思います。

例えば同じ「愛している」のフレーズでも、

何を思って、何を考えて、

何を想像して、何を信じている人なのかで、

「愛している」のフレーズひとつでも、

その歌声は変わっていくと思うんです。

 

竹島さんの歌声には、今回の巻頭インタビューで

彼が考えているような温度や正義や優しさがあるから、

魅力的なんだと思います。

10月号の竹島宏さんの

巻頭インタビューを読んでから、

この『ハルジオンの花言葉』を

聴いてみてほしいですね。

村田

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