むさし野詩人

 皆さん

お元気ですか。

 今、野口五郎さんの曲を色々聴いています(仕事中です)。

私のお気に入りは、残念ながら小誌の譜面掲載実績はありませんが、『むさし野詩人』(1977年)です。

 子供の頃、ギターでこの曲のコードを探っていて、ひとつだけ場所がわからない音がありました。

サビの「はかなくて~」の「て~」の所です。

 E7の♭9thでした。このフラットナインスがあるかないかで、雰囲気は雲泥の差ですねぇ。

ここでラッパ・セクションがパララララッって鳴るんですが、このラッパがまたイイんです。

フラットナインス、下の絵でいうと2番線B弦の6フレットの音です。

ギターやる方は試してみてくださいよ。

6フレットを人差し指のバレーコードで押さえて、5弦を中指、3弦を薬指で押さえます。

 この曲の次のシングルが『沈黙』で、これも好きでした。

中盤の「まちでタクシー~」の所のリズムが好きでした。

今思うと、生まれて初めて「スウィングすること」を経験したのがこの曲のこのフレーズだったような気がします。

 あの頃、ニッポン放送の「ハロー ゴロー ラブラブラブ」を毎週欠かさず聴いてました。

新聞の番組欄には「野口五郎のラブラブ」と書いてありました。

(髙村)

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