2024年10月4日
皆さん
お元気ですか。
今、野口五郎さんの曲を色々聴いています(仕事中です)。
私のお気に入りは、残念ながら小誌の譜面掲載実績はありませんが、『むさし野詩人』(1977年)です。
子供の頃、ギターでこの曲のコードを探っていて、ひとつだけ場所がわからない音がありました。
サビの「はかなくて~」の「て~」の所です。
E7の♭9thでした。このフラットナインスがあるかないかで、雰囲気は雲泥の差ですねぇ。
ここでラッパ・セクションがパララララッって鳴るんですが、このラッパがまたイイんです。
フラットナインス、下の絵でいうと2番線B弦の6フレットの音です。
ギターやる方は試してみてくださいよ。
6フレットを人差し指のバレーコードで押さえて、5弦を中指、3弦を薬指で押さえます。
この曲の次のシングルが『沈黙』で、これも好きでした。
中盤の「まちでタクシー~」の所のリズムが好きでした。
今思うと、生まれて初めて「スウィングすること」を経験したのがこの曲のこのフレーズだったような気がします。
あの頃、ニッポン放送の「ハロー ゴロー ラブラブラブ」を毎週欠かさず聴いてました。
新聞の番組欄には「野口五郎のラブラブ」と書いてありました。
(髙村)
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