2024年10月18日
NHK紅白リハーサル・ルポへ。今年の紅白の見所
今年も
NHK紅白歌合戦の
リハーサル＆囲み取材で
NHKホールへ
山崎、たくみ
カメラマンの浅見さんと共に
行ってきました。
20年前くらいまでは、
紅白の演歌歌手
と言えば30人くらい
いたのですが、
今年は残念ながら
紅白出場者枠11組プラス、
特別枠の北島三郎さんと
北山たけしさん＆大江裕さん
だけになってしまいました。
演歌で仕事をしている人間に
とっては寂しい限り。
でも、、このリハーサルを観て、
出場者は少ないながらも、
それぞれが
演歌に詳しくない視聴者の方々にも、
演歌ここにあり！を
感じさせてくれるような、
素晴らしい
ステージを魅せてくれそうなので、
とても楽しみになりました。
まず紅組のトップバッターとなる
坂本冬美さんは、
女子ダンスチーム「Fabulous Sisters」と、
男子新体操アスリートが結成した
世界初のプロパフォーマンスユニット
「BLUE TOKYO」をバックにしての
『夜桜お七』。
５番目に登場する
山内惠介さんは
『さらせ冬の嵐』を
大人気の刀剣男子とのコラボで。
８番目登場は
丘みどりさん『鳰の湖』。
元新体操日本代表の
畠山愛理さんが踊りを披露。
９番目登場の
天童よしみさん
『ソーラン祭り節2018』
には
「みんなで筋肉体操」の
武田真治・小林航太・村雨辰剛
などが登場。
11番目は、
紅白初出場の純烈さん。
彼らの主戦場である
スーパー銭湯をコンセプトに
したステージで
『プロポーズ』を。
13番目は
水森かおりさんの
『水に咲く花・支笏湖へ』で
ドキドキのイリュージョンを披露。
19番目は
島津亜矢さんで、
彼女が尊敬する
中島みゆきさん
『時代』を熱唱。
前半のトリとなる20番目は
五木ひろしさんが
『VIVA・LA・VIDA!～生きてるっていいね！～』
をDA PUMPのダンスと共に。
そして後半。
後半９番目は
三山ひろしさんが
『いごっそ魂』で
昨年、惜しくも記録達成ならずだった
“けん玉世界記録”をリベンジ。
後半13番目は
「夢を歌おう」の特別企画で
平成最後の紅白に
サブちゃんが登場！
北島三郎さんが
『まつり』を。
そして
北山たけしさん＆大江裕さんの
北島兄弟が、
北島さんの次男で今年亡くなられた
大地土子が作詞作曲した
遺作『ブラザー』を。
後半20番目は
氷川きよしさんが
『勝負の花道』を
世界的に人気の
和太鼓エンターテインメント集団
「DRUM TAO」を従えて。
そして後半27番目、
紅組トリの石川さゆりさんは
ギタリスト・布袋寅泰と、
30人の和楽器隊とのコラボで
『天城越え』。
最近の紅白は
コラボや
バックで踊るダンスなどが多くて、
ちゃんと歌を聴かせてほしい！
という意見が本誌の
読者様からも多いですし、
僕もその気持ちは分かりますが、
今回のコラボやダンスは
歌手を引き立ててくれるような、
とても魅力的なものが多いです。
というか、
演歌歌手の実力が
そういう飾りに全然負けてないんですよ。
例えば冬美さんの
『夜桜お七』も、
バックの素晴らしいダンスが
歌を邪魔してなくて、
逆に、
新たな『夜桜お七』のイメージを
伝えてくれるような、
冬美さんの歌の存在感や
切れ味を感じました。
山内さんの『さらせ冬の嵐』
の熱唱も、
今までの紅白で一番、
彼の個性が発揮できそうですし、
人気の刀剣男子が、
山内くんの存在感を
より魅力的に引き立たせてくれそう。
圧巻は氷川きよしさん。
和太鼓エンターテインメント集団
「DRUM TAO」の
和太鼓パフォーマンスは
本当に素晴らしいんですけど、
それを上回るような
氷川さんの歌唱とたたずまい。
氷川きよしという歌手の
偉大な魅力を改めて感じずには
いられないステージになりそう。
あと
島津亜矢さんの『時代』。
リハーサルながら、
客席で僕のまわりの
取材者の方々は
彼女の歌唱を聴いて、
「すごい！ うまい！」と
口ぐちに感激して
いましたが、
僕の横にいらした
女性の取材者の方は、
あまりの感激で涙を流していました。
なぜ感激したのか？
それはぜひ本番を観てください。
第69回NHK紅白歌合戦は
総合テレビ・BS・ラジオ第１で、
12月31日、
１９時15分～23時45分まで。
そして
このリハーサルのルポは
１月21日発売の
歌の手帖３月号に掲載。
NHK紅白リハーサルの
初日が終わり、
外に出ると、
NHKホール前の
代々木公園は
今年も「青の洞窟」で
幻想的なイルミネーションになってました。
では、
本年もありがとうございました。
2019年も歌の手帖を
よろしくお願いいたします。
村田
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