突然、麻丘めぐみさんを大特集した理由

歌の手帖4月号では、

本誌初登場となる

麻丘めぐみさんの

4ページにわたる

大特集

をさせていただきました。

突然、唐突に

本誌での

麻丘めぐみさん大特集に

戸惑った読者の方もいるのでは?

その理由をここで、

説明させてください。

これは1月29日に発売された

話題の2枚組自選ベスト

『麻丘めぐみ

Premium BEST』

(VICL65308~9)。

同アルバムは、

『わたしの彼は左きき』

『芽ばえ』

などの彼女の

シングルA面曲と

29年ぶりの新曲

『フォーエバー・スマイル』

を収録したDISC1と、

B面曲やアルバム曲から

麻丘自身が選んだ

20曲を収録した

DISC2で構成された

企画ベストアルバム。

こちらの

『麻丘めぐみ

Premium BEST

生産限定盤』

(VIZL-1691)

には過去の

テレビ映像を収録した

DVDと、

116ページの写真集が

付いています。

麻丘めぐみさんは、

個人的に

リアルタイムでは経験して

いなかったので、

今回、ビクターさんから

このアルバム発売での

麻丘さんのインタビューの

お話を頂いた時は、

ちょっと戸惑って

しまったんですよね。

もちろん

大ヒット曲

『わたしの彼は左きき』や

『芽ばえ』などは

知っていましたが、

それ以外

特に知識がなかったので…。

アイドル歌手だった

麻丘めぐみさんですよね?

演歌・歌謡曲の

本誌で取り上げても

大丈夫ですかね?

という感じでした。

でも、上の

『麻丘めぐみ

Premium BEST』

を聴かせていただき、

まず彼女の歌の上手さに

素直に驚いたんです。

ぶっちゃけ云うと、

アイドル歌手という認識でしたので、

失礼ながら

そんなに歌唱力には

期待してなかったのですが、

改めてじっくり聴くと

えっ、

こんな上手かったんだ!

ある種、感動しました。

そういえば、

山口百恵さんも

今聴くと(特に後期は)

恐ろしいほど

歌が上手いというか、

表現力が

素晴らしいですもんね。

70年代アイドルの

レベルの高さを感じます。

またDISC2で

『グッバイ・マイ・ラブ』

『心もよう』

『逃避行』

『人形の家』

などの有名作品の

カバー曲が

収録されているのですが、

このカバー曲で

彼女の実力が

より分かり易く

出ていると思います。

オリジナルと

勝るとも劣らない歌唱が

味わえますよ。

それに、

麻丘めぐみさんは

日本一の大ヒットメーカー、

筒美京平先生の作品が

多いので、

曲自体も

アレンジを含めて

ものすごく良いんですよ。

『芽ばえ』や

『わたしの彼は左きき』

だけじゃなくて、

良い曲いっぱいあります。

『森を駈ける恋人たち』

とか

『女の子なんだもん』

などの

メロディーラインの

甘美さは、

さすが筒美大先生!

更に、

『麻丘めぐみ

Premium BEST

生産限定盤』

の写真集や、

過去の動画を見させていただき、

その可愛さに

正直

度胆を抜かれました。

いや、

もう、

ぜひ見てほしい。

驚くほど可愛いすぎ。

最近の十把一絡げの

アイドルとは一線を画します。

70年代アイドル、

恐るべし、です。

これなら

ぜひ歌の手帖で

大きくやりたい!と、

そんな理由で、

過去の写真を

大きく使わせていただき、

麻丘めぐみさんの

大特集を組ませていただきました。

特に25ページの過去写真は

大のお気に入り。

いや、もう

本当に神レベルの

可愛さです。

初めてお会いさせて

いただいた

麻丘さんは、

とても魅力的な方でした。

当時のお話を気さくに

色々と

訊かせていただきましたが、

興味深い話ばかり。

デビュー曲『芽ばえ』の

ジャケット写真は東京の

井の頭公園で撮影した

そうで、

その別カットを今回の

特集でも掲載しております。

その井の頭公園は

幼い頃から僕も遊びに

行っている

慣れ親しんだ場所なので、

あっ、あのへんか?と

思いながら、

なんとなく親近感を

得たりして(笑)。

ぜひ4月号の

インタビューを読んでください。

本誌には書きませんでしたが、

当時の新人さんは、

歌手になりたくて

オーディションを受ける

ような本気タイプ派と、

麻丘めぐみさんや南沙織さん、

そして浅田美代子さんのような

スカウトされて歌手になった派

がいたそうで、

その麻丘さん、

南さん、浅田さんの

スカウト派は

本気タイプ派の方々に

気後れしていたこともあり、

強い仲間意識が生まれ、

当時から今でも

その3人は

仲が良いそうです。

最近のアイドルは、

アイドルの人が歌も唄う、

という感じですが、

70年代アイドルは、

プロ歌手の中で可愛い

選ばれし人が

アイドルと呼ばれる、

という感じですもんね。

同じアイドルでも

時代によって

その本質は変化している

んでしょうね。

とにかく

新曲『フォーエバー・スマイル』を含めて、

麻丘めぐみさんの

魅力的な歌を

皆さまに再発見して

いただければ幸いです。

村田

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