【編集blog】舟木一夫さんと神野美伽さんの大阪新歌舞伎座

現在発売中の
歌の手帖8月号には、
5月2日から8日まで、
大阪新歌舞伎座にて行われた
舟木一夫さんと、
神野美伽さんの
ジョイントコンサートを
カラー4ページで掲載しております。

以前も書きましたが、
なんで舟木さんと神野さんという
ちょっと不思議な組み合わせの
ジョイントコンサートなんだろう?
と正直、最初は思いました。

で、昨年末、
舟木一夫さんのコンサートへ取材に行った時、
楽屋へご挨拶に伺いましたら、
そのジョイントコンサートの理由を
舟木さんからお話してくださり、
それが、5月号に掲載した
舟木さんと神野さんの対談につながったんです。

詳しくは5月号の対談を読んでいただければ
ありがたいですが、
とにかく舟木さんにとってこの公演は、
33年前に残してきた胸のひっかかりへの
リターンマッチみたいなものだったワケです。

そういう流れで、とても楽しみに
千穐楽の取材に行きましたが、
素直に楽しく感動的なコンサートでした。
例えるなら、
腕利きのベテランシェフ2人による、
ディナーコース料理。

それぞれキャリアとタイプの異なる一流シェフが
こだわって熱をそそいだ和食、洋食と、
2人の余裕と遊び心に溢れたコラボ料理が
次から次へとステージというテーブルに
運び出されるワケですからね。

41年目の神野美伽さんと、
62年目の舟木一夫さんという、
その年代の違う素敵な折衷感も、
美味しく融合していました。

お客さまも、
もちろん超満員。
ステージ最後のこの光景に、
33年前に残してきた
舟木さんの想いも
華やかに払拭されたように感じました。

そう言えば、この公演前に
神野美伽さんが再婚を発表されたので、
舟木さんがその話題を色々なところで、
ジョーク混じりに取り上げてくれたのも、
なんだか粋で、とても面白かった。

神野さんも
「先輩、今日はビシビシきますね(笑)」
と笑っていました。

また後半からは神野さんも、
尊敬する大先輩・舟木さんの
奥深い優しさや気遣いから実現した
このステージの千穐楽に想いが溢れたのか、
涙、涙、涙で、
見ているこちらも胸いっぱいになりました。
最後の握手も感動でした。

その模様も8月号に掲載しておりますので、
ぜひご覧くださいね。

やっぱり、どの世界もそうですが、
しっかり時を刻んできたベテランの仕事って、
素晴らしいです。

村田

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