トロット・ガールズ・ジャパン 日本での初コンサート開催

韓国で流行中の「トロット」(大衆歌謡)オーディション番組、その日本版「トロット・ガールズ・ジャパン」の日本での初コンサート「TROT GIRLS JAPAN 2024」が6月30日、東京・大手町三井ホールにて開催された。

「トロット・ガールズ・ジャパン」では、日本の昭和から平成にかけての懐メロを唄う歌唱バトルが繰り広げられ、2月23日に第1回の決勝大会が行われた。その上位進出者が出演して開催されたコンサート。昼の部は韓国から、番組に審査員として参加した“トロット王子”ことシン・ユと、15歳の人気トロット歌手・キム・ダヒョンを迎え、人気歌番組「日韓歌王戦」の熱気を再現したようなスペシャルステージとなった。夜の部は日本版の出演者のみによるステージと、趣向を変えての2回公演。

▲写真左から、かのうみゆ、歌心りえ、住田愛子、キム・ダヒョン、シン・ユ

昼の部の後に取材が行われた。

――今日のコンサートの感想は?

かのうみゆ「すごく緊張していましたが、会場の皆さんが本当に温かく、ペンライトを振ってくれて、唄うことが出来ました。楽しかった」

歌心りえ「生で直にお客さんと触れ合えてすごくうれしかった。韓国からもたくさん観にいらしていてビックリしました。コンサートは、拍手もいただき、お客さんの笑顔も見ることが出来て、音楽を通してお客さまと会話出来ることが醍醐味という意味で、大成功だったと思う。夜の部も楽しみです」

住田愛子「すごく楽しくて、韓国からもお客さまが来てくれてうれしかった。初めてのコンサートなのに、日本のお客さまもペンライトを振ってくれたりして、歌が届いたらいいなと思いました」

キム・ダヒョン「日本でのコンサート、緊張しましたが、コンサートを通じて学ぶこともたくさんあり、幸せな気持ちでいっぱいです」

シン・ユ「今回のコンサートは特別な意味があると思う。1回で終わらず、これが日韓の音楽交流の始まりになれば。胸が熱く、素晴らしい時間でした」

――日本から出演の皆さん、「日韓歌王戦」出演はどうでしたか?

かのうみゆ「初めて日本以外の場所で唄うということで、どうなるんだろうと思いましたが、出てみると歓声がすごくて、温かく迎えて下さり、反響もすごかった。Tik Tokやインスタグラムのフォロアーが8万人から23万人に爆上がりしました。韓国で番組が放送されてから、韓国以外の国の方からもフォローされて、ビックリしています。感謝です。これからもいろんなステージでレベルアップしていきたい」

歌心りえ「韓国トップ7の現役の歌手の方たちも出演。私はデビュー30年ですが、新人の気持ちで挑みました。唄うのは韓国も日本も同じ。テレビで日本語で唄うことを許してもらえたことも、歴史的にすごいことだと思う。反響もありがたく、韓国の方から温かい言葉をかけていただきました。とてもうれしいです」

住田愛子「海外に行ったこともなく、言語も違うし不安でいっぱいの『日韓歌王戦』でしたが、スタッフの方々がすごく優しくて感謝しています。YouTubeでも韓国の方々にたくさん可愛がっていただいて、感謝しかないです。言葉が違っても、そこに込めた感情は伝わっているのではと思います。音楽ってすごいと思います」

▲住田とダヒョンは、ラッキーパンパンというユニットで『DAMDADI(ダムダディ)』を配信

また、“愛され黄金のマンネズ(末っ子)”と呼ばれる16歳の住田愛子と15歳のキム・ダヒョンが日韓でユニット“Lucky PangPang(ラッキーパンパン=幸せを呼ぶおまじないの言葉)”として『DAMDADI(ダムダディ)』を配信。このコンサートでは日本語版を初披露した。イ・サンウンの1988年の作品をディスコバージョンにアレンジしたもので、2人のキレッキレの激しいダンスも見られる。

住田愛子「韓国の方々に、妹(末っ子)同士で唄ったら似合うのでは?とプロジェクトを組むことになりました。シングルが配信されましたが、日本で日本語で唄えることも光栄でした。まずは2人で一緒に唄うという目標を達成できたので、これからは世界に行けたらいいなと思っています」

キム・ダヒョン「日本で初めて日本語で唄いました。これを通じて、愛子お姉さんともっと仲良くなれるのではと思っています。日韓で愛してもらいたい。ユニットはプロジェクトではあるが、2人でもっと頑張って広げていって、文化交流に貢献していけたらいいな。愛子お姉さんと可愛くてキュートなステージを見せていきたい」

審査員として参加し、今回はゲスト的な立場だったシン・ユは、「まず日本語の勉強をもっとやりたい」と場を和ませつつ、「言葉は違うけれど音楽は同じだと思う」と熱く語っていた。

この日の昼の部出演は、オーディション上位者として、歌心りえ、かのうみゆ、キム・ソヒ、住田愛子、natsuco、福田未来、MAKOTO.(五十音順)、韓国からのスペシャルゲストとして、シン・ユ、キム・ダヒョン。

【曲目】

青い珊瑚礁(トロット・ガールズ・ジャパン全員)/私の歌(福田)/道化師のソネット(歌心)/愛染橋(住田)/愛人(ソヒ)/愛の讃歌(natsuco)/ジュリアに傷心(MAKOTO.)/パスワード486(かのう)/DAMDADI(ラッキー・パンパン)/ヤ¨ノルジャ(ダヒョン)/TATOO(ソヒ)/イミテイション・ゴールド(MAKOTO.)/Over Drive(かのう)/万華鏡(natsuco)/さよならをもう一度(福田)/津軽海峡・冬景色(ダヒョン)/ギンギラギンにさりげなく(住田)/雪の華(歌心)/眠るお姫様(シン・ユ)/悪い男(シン・ユ)/川の流れのように(全員)

YouTubeで人気の曲

福田未来『私の歌』
歌心りえ『雪の華』
住田愛子『ギンギラギンにさりげなく』
キム・ダヒョン『津軽海峡・冬景色』
かのうみゆ『over drive』
住田愛子『愛染橋』

ハッピーパンパンの『DAMDADI』韓国語バージョンはこちら↓

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