新曲『三陸挽歌』がロングヒット中の水森かおりがデビュー記念日の9月25日、東京・LINE CUBE SHIBUYAにて毎年恒例の「水森かおり メモリアルコンサート~歌謡紀行~」を開催。
開演前に行われた公開リハーサルでは、昨年の「第74回NHK紅白歌合戦」で歌唱した前作シングル『日向岬』と、本邦初公開の俳優・原田龍二とのデュエット曲『モナムール・モナミ~愛しい人よ~』(10月23日発売)の2曲を披露した。
「大好きな歌を毎日、今日まで大切に唄ってきて30年目という日を迎えることができたので、とても幸せですし、晴れ晴れしい気持ちでいっぱいです。2003年が紅白初出場の年だったのですが、そこからはものすごく早く感じますね。これからも“今日も幸せだったな、明日も頑張ろう”という気持ちで眠りにつける、そんな毎日が続いていったらいいなと思います」と笑顔。
原田とのデュエットソングは、今年3月に名古屋・御園座で上演された舞台「水戸黄門」で共演したのがきっかけで企画されたそうで、「(原田に抱き寄せられながら歌うというセクシーポーズで歌唱した水森は)皆さんにドキドキしていただきたくて…。最初は普通に唄う予定でしたが、聴いてくださる皆さんにインパクトが与えられたらいいねという話から谷村新司さんと小川知子さんがデュエットした『忘れていいの』のようにちょっとドキッとするような振り付けになりました」と話していた。
本番は熱烈なファンで満席の中、新曲『三陸挽歌』からスタート。紅白で唄った歴代のヒットシングル作品から『鳥取砂丘』から『九十九里浜』までを一気に歌唱。
その後、水森が幼いころからファンだったという森昌子の『せんせい』をはじめ、桜田淳子の『わたしの青い鳥』、山口百恵の『プレイバック Part2』、森昌子の『越冬つばめ』などを披露。
中盤は、この日発売の最新アルバム『歌謡紀行23~三陸挽歌~』収録の書下ろし『渡月橋から』と、八代亜紀さんが生前唄う予定だった武田鉄矢作詞『海の子なれば』(作曲・合田道人)、デビュー曲『おしろい花』などを熱唱した後、原田龍二とのデュエットソング『モナムール・モナミ~愛しい人よ~』をセクシーな振り付けで初公開。客席のファンたちを驚かせていた。
フィナーレは、昨年の紅白で大きな話題を呼んだ歌に合わせて3万7000個のドミノが倒れるという史上初のドミノとのコラボをミニスケールで再現。“ステージ衣裳でドミノ”と“生演奏に乗せてドミノ”という2つの世界初の試みに挑戦。水森が歌う『日向岬』に合わせて、舞台上に全長100㍍に設置された1400個のドミノが倒されていくという前人未踏の挑戦を大成功させ、全48曲もの数々の作品とともに最後までファンたちを楽しませた。