もう11月ですよ。
今年もあと60日、
残すところ
約1440時間となりました(汗)。
さて、
最近は
本誌のアルバム紹介
(聴くぅ~!)のコーナーが、
ページの都合で休載しております。
ホント、申し訳ないです。
色々な都合が重なり、
なかなか
アルバム紹介のページがとれません。
個人的には音楽って、
アルバムで聴いてほしい、
といつも思うんですよ。
シングルだけでは分からない、
その歌手の魅力が
アルバムだからこそ楽しめる、
と思うんです。
例えば小説だったら、
短編小説集の1話だけを
読むって変ですし、
やはり短編小説集はその全話を
読んでこそですし、
もっと言えば、長編小説の方が、
その作家の魅力を楽しめますから。
というわけで、
このブログでアルバム紹介を
してみたいと思います。
で、今回は
本誌12月号の
巻末楽譜特集にも
掲載したこの2つのアルバムです。
『歌謡紀行17~水に咲く花・支笏湖へ』
水森かおり
『新・演歌名曲コレクション8
‐冬のペガサス‐ 勝負の花道~オーケストラ』
氷川きよし
最近の演歌・歌謡曲のアルバムは
全曲集ばかりで、
書き下ろし作品を収録している
オリジナルアルバムを発売される方が
本当に少なくて、
とーっても残念です。
しかし、
水森かおりさんと氷川きよしさんは
定期的に書き下ろし作品を収録した
同アルバムシリーズを出してくださり、
演歌雑誌の編集者としても、
いち音楽ファンとしても
嬉しい限りです。
水森かおりさんの新譜は、
まず80年代アイドル歌謡風が楽しい
『夢色トレイン』。
こういうのシングルでは聴けない、
まさにアルバム曲の特権。
また
3連ブルース調の『多度津みなと町』
の濃い目の色調に
彼女の新たな魅力を感じて、
僕は特に好きです。
カバーでは
『長崎の夜はむらさき』が
みもりんの声質にうまく共鳴して、
セピアの郷愁感を放ち、
それが僕の心のひだをくすぐってくれます。
氷川きよしさんの新譜は、
明治座公演を思い出させる『恋之介旅日記』、
演歌っぷりがたまらない『若松みなとのあばれん坊』、
東京国際フォーラムのような大きなホールで
ぜひ聴いてみたいバラード『冬のペガサス』は
特にお薦め。
カバーでは『風雪ながれ旅』と
『ヨイトマケの唄』は必聴です。
あっ、『ラブ・イズ・オーヴァー』も
良いな。
王子の唄い上げる熱唱系は
心にズドンときます。
なお
歌の手帖12月号では、
水森かおりさんと、
氷川きよしさんの
ニューアルバムへの思いと、
書き下ろし曲の楽譜、
それぞれ本人からの
一言コメントを
掲載しております。
同アルバムを聴きながら、
ぜひ歌の手帖12月号を
お楽しみください。
またお薦めのニューアルバムを
紹介しますね。
村田
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