気がつくと、もう12月12日です。
年末の忙しさ、慌ただしさに、油断していると、
すぐに大晦日、お正月がやってきそう…
と焦る今日この頃。
編集部は今、年末進行真っ只中です。
さて、歌の手帖1月号の巻末楽譜特集は、
「昭和100年・あなたの好きな昭和のうた」。

今年(2025年)、歌の手帖3月号から6月号まで、
本誌の読者ハガキにて「あなたの好きな昭和の歌は?」
というアンケートをとりまして、
3650通の投票を集計しました。

この読者はがきですね。
一枚につき3曲書けますので、
単純計算にして、3650通×3曲=10950曲を集計。
集計を担当してくれたのが、たくみです。
本当におつかれさま&ご苦労さまでした。
そして昭和100年だったことから、
ベスト100位まで1月号に掲載。
また上位の楽曲から、
2025年に楽譜を掲載した曲を除いて、
10曲の楽譜を掲載させていただきました。
アンケート上位曲だけに、
1位から16位中、5曲が2025年の本誌で
楽譜を掲載しておりました。
なお、『川の流れのように』(美空ひばり)の投票数がとても多く、
5位だったのですが、
これ、意外にも実は平成元年の発売曲なんです。
平成元年は1989年1月8日から、
同曲の発売は1989年1月11日。ギリギリ平成の歌。
だから「昭和の歌」ではありませんでしたので、
楽譜は掲載しておりません。
ただ、昭和を感じさせる歌、ということもあり、
チャートにはそのまま反映しました。
さて、3650通のアンケート投票の結果、
上位100曲のチャート。
ぜひ、歌の手帖1月号を見ていただきたいですが、
演歌、流行歌、アイドル歌謡、ポップス、フォークなど、
ジャンルも年代も幅広く、
歌の手帖らしいベスト100になったと思います。
アンケートをとったのが、
3月号(表紙・新浜レオンさん)、
4月号(表紙・山内惠介さん)、
5月号(表紙・水森かおりさん)、
6月号(表紙・野口五郎さん)
の4ヶ月間でしたから、
その表紙巻頭目当てで購入された
ファンの方の投票も多かったんだろうな、
というのも推測できるチャートです。
あと、やっぱり、
「あなたの好きな昭和の歌」という問いですが、
カラオケでも唄いたくなる、
という歌が上位だったように感じました。
さて、昭和100年・あなたが好きな昭和の歌、
輝く1位となったのは、
舟木一夫さんの『高校三年生』でした。
正直、2位以下に大差をつけての、
圧倒的な票数でした。
『高校三年生』という歌は、
舟木さんが好きな方々だけでなく、
70代~80代にとって共通認識のような、
大きな時代を築いた流行り歌なんでしょうね。
そうだ、12月12日と言えば、
舟木一夫さんのお誕生日です。
おめでとうございます!
レベル81の旅を楽しみにしています。

12月19日に発売される歌の手帖2月号の、
表紙巻頭は舟木一夫さんです。
それにしても、
あなたが好きな昭和の歌ランキング、
ベスト100でも、
よーく見てみると、
あれ、あの歌は? あっ、あの歌は?と思うことも多く、
まだまだ名曲はいっぱいありますよね。
昭和って、ポピュラーソングにとって、
本当に幸せな時代だったんだな、と痛感いたします。
例えば令和のヒット曲が50年後に
残っているか?と考えると、
昭和のようにはいかないですよね。
ただ、歌にはまだパワーがあって、
50年後も唄い継がれる令和の演歌歌謡曲も
きっとこれから生まれるはず、
と信じて、この仕事をしたいですね。
村田