現在発売中の歌の手帖11月号、
その巻末楽譜特集は、
9月21日に発売された
水森かおりさんの
歌で旅する人気アルバム
『歌謡紀行21~九十九里浜~』
を取り上げています。
歌謡紀行シリーズも
今回で21弾目。
そして、
第1弾『歌謡紀行~東尋坊~』の
発売が2002年なので、
歌謡紀行シリーズは
今年で20周年となるそうです。
第1弾の時に生まれた子は
今年で20歳。
歌謡紀行も成人式っすね。
このシリーズは毎回、
書き下ろしによる新作が
必ず収録されています。
そこに、
アルバムならではの
魅力的な作品があるんですよね。
シングルではできない
アルバムだからこその書き下ろし曲。
シングル曲ってやっぱり、
簡単に言えば
売れることが求められますから、
制約が生まれるんです。
でも、アルバム曲なら、
自由な発想で作れる。
例えば
ミモリンのシングルで、
ジャズ調のラブソングは
難しいかもですけど、
アルバムならOKですよね。
そういう意外性のある面白さが、
アルバムの書き下ろし曲にはあります。
今回は『歌謡紀行21~九十九里浜~』
の書き下ろし曲から、
『ふたり舞い~鶴の舞橋~』
『冬の雷鳴』
『柴又暮色』
『化粧坂(けわいざか)』
『南紀白浜』
『大隅半島』
『マルガリータ』
という7曲と、
シングル
『九十九里浜』タイプC
のカップリングである
『若狭夕焼け日本海』
という8曲の楽譜を掲載。
『マルガリータ』なんて
まさに
アルバムだからこその魅力的作品。
あと永井龍雲氏が手掛けた
『化粧坂(けわいざか)』も
とても心くすぐられます。
ミモリンの声って、
切なさの波紋が
揺れるような声質だと思いますけど、
その声質を活かした歌です。
こちらは『歌謡紀行21~九十九里浜~』
の初回限定盤。
このジャケット写真を見た時、
ミモリンがショートカットに
したのかと思ったら、
実は違いました。
そのお話は
今回の巻末に掲載した
水森かおりさんインタビューに
掲載しております。
▲通常盤。
こちらはショートカットには
見えないですね。
このアルバムを聴きながら、
歌の手帖11月号の
巻末楽譜特集を見てもらえれば、
『歌謡紀行21』が
何倍も楽しめると思います。
巻末楽譜特集のページが
1色ページですから、
カラーのここでもう1枚紹介。
この時のミモリンの衣裳は
こんな色だったんです。
似合ってますよね。
村田
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