浅草公会堂の舟木一夫さん、青山新さん

歌の手帖10月号には、

舟木一夫さんのコンサートと、

青山新さんのコンサートを

掲載しておりますが、

偶然、お2人ともに、

東京・浅草公会堂でのステージでした。

 

まず舟木一夫さん。

5月末に新型コロナに感染されて、5日間入院。

そして6月19日の茨城県・水戸市民会館のコンサートから

復帰された舟木一夫さん。

 

そんなこともあり、

しばらく取材はご迷惑でしょうから、

舟木さんのコンサート取材は遠慮していたんですが、

7月23日から25日まで行われる、

東京・浅草公会堂のスペシャルメニューコンサートには

行かないわけにはいかない!と取材に行きました。

 

まぁ、復帰されて1ヶ月も経ってますし、

あの偉大な舟木さんのことですから、

体調も大丈夫だろうな…とは思っていましたが、

新型コロナって後遺症も言われてますし、

心配は心配だったんです。

でも、そんな心配も吹き飛ぶほど、

上のスタンディングナンバーの写真のように、

ステージでの舟木さんはお元気で、

歌声も素晴らしかったです。

 

『銭形平次』でみんな立ち上がって、

歌に合わせて手を合わせて。

お客さまも相変わらず若々しい。

舟木さんがいてくれるから、

いつまでも元気でいられるんでしょうね。

そう言えば、

当日、楽屋に入って、

舟木さんに「おつかれさまです!」と

ご挨拶をすると、

「おう!…どちらさまでしたっけ?」

と舟木さんは言って、ニヤリ。

舟木さんらしい冗談も飛び出し、快調そうでした。

 

まぁ、舟木さんにお会いするの、

2月の神奈川県民ホール以来でしたしね…。

 

というワケで、

また顔を忘れられないために(笑)、

この取材後、

8月27日から30日まで新橋演舞場で行われた

シアターコンサートにも取材で伺いました。

そちらは、9月20日に発売する

歌の手帖11月号に掲載しますね。

  

さて、

もう1つの浅草公会堂コンサートが、

デビュー6年目の青山新さん。

青山新さんにとって、

都内では過去最大規模の

収容人数のホールでのコンサート。

浅草公会堂でのコンサートが決定した時、

青山さんは「今の僕ではまだ早いのでは?」

と不安に思ったそうですが、

なんとチケットは完売したそうです。

色々趣向が凝らされたステージで、

詳しい内容は本誌をご覧になって

いただきたいですが、

とにかく彼のボーカルが

素晴らしかったと思います。

 

アイドル的な容姿とは裏腹に、

その歌声は超演歌であり、

ブルースもであり、

とてもブルージー。

だから意外にも『兄弟仁義』のカバーなんて、

とても魅力的でした。

 

ブルージーと言えば、

舟木一夫さんもルーツはブルースですし、

青山さんは舟木さんと

歌手として、どこか共通点もあるかな…、

と思いました。

もちろん舟木一夫さんという存在は

偉大すぎるので、

比べるワケではないのですが、

アイドル的な可愛いルックスと

ブルージーな歌声なども考えると、

ちょっとした共通点も感じました。

 

青山くんは『湖愁』とかも似合いそう。

 

55歳差あるお2人ですが、

青山さんも

偉大なる舟木さんのように、

80歳になっても、かっこよく唄い続けてほしいですね。

コンサートが終わって、

関係者の方々にご挨拶する青山さん。

師匠・水森英夫先生もいらっしゃってました(写真右)。

 

夢へ向かって加速中の

青山新さんが楽しみです。

村田

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